名古屋駅周辺4地区のイメージ調査、個性が明らかに
トガル株式会社が実施した、名古屋駅周辺の東西南北4地区に関する愛知県民へのイメージ調査の結果が公開された。この調査は、各地区の特徴や印象を明らかにし、地域の魅力向上や効果的な情報発信に活用することを目的としている。
調査結果によると、名古屋駅東側地区は概ね肯定的なイメージを抱いている人が多く、西側地区はやや否定的なイメージに傾いていた。南側地区と北側地区は知名度の低さが目立つ結果となった。
各地区に望む変化としては、「歩きたくなるウォーカブルで居心地の良い街」「名古屋市内へのアクセスが良い」「安全で暮らしやすい街」への希望が多かった。また、観光客におすすめできる地区としては、東側地区が最も高い評価を得た。
利用シーンについては、東側地区はショッピング、西側地区はランチ・ディナー、南側地区はイベント、北側地区は交通・移動での利用が高い割合を占めた。安全性や治安については、西側地区以外は概ね良い評価だったが、西側地区は懸念が残る結果となった。
利便性の評価では、東側地区と西側地区が高い評価を受けたが、南側地区はあまり良くないという結果だった。居住地区としての評価は、全ての地区で似通った結果となったが、東側地区はやや否定的な評価も見られた。
総合的な評価では、全ての地区で50%以上の高い評価を受けたが、特に東側地区の評価が高かった。一方、南側地区と北側地区は知名度に懸念が残る結果となった。
トガル株式会社代表取締役の小嶋豊氏は、各地区にはシーン的な評価の差があることを指摘。この調査結果を地域コミュニティや行政、企業と共有し、より良い名古屋と名古屋駅周辺の未来づくりに貢献していきたいと述べている。