マームとジプシーが公共ホール4館と共同制作 新作舞台under ground上演へ
演劇作家の藤田貴大が率いるマームとジプシーは、豊橋・富山・鶴岡・茨木の4都市の劇場とともに新作舞台『under ground』を発表した。本作は2026年12月から2027年2月にかけて、愛知、富山、山形、大阪、東京の各地で順次上演される。
地域の記憶や歴史をたどるリサーチと創作
作・演出を手がける藤田貴大は、2026年2月より各地を訪れ、地域に暮らす人々とのワークショップを実施するほか、その土地の出身者である劇場スタッフへのインタビューや土地を巡るリサーチを重ねてきた。本作では各地の歴史や出来事、出会った人々の記憶や経験を手がかりに、それぞれの土地に蓄積されてきた時間をたどりながら現在を見つめていく。


タイトルの「under ground」は物理的な地下だけでなく、土地の下層に埋もれた歴史や災害・事件の記憶、普段は語られることの少ない個人の経験など、土地や人々が持つ記憶の重なりとして捉えられている。藤田は信仰や産業、災害や社会的状況によって変化した風景などに触れつつ、さまざまな土地から移り住んだ人々の生活が集積する東京という土地にも目を向けて作品を立ち上げる。


4人の登場人物の物語が交差
舞台には、異なる場所に生まれ、それぞれの生活を送る4人の人物が登場する。互いに特別な関係を持たず、直接認識しないままですれ違いや偶然の居合わせを通じて交差する人生を描く。ある物語の背景にいた人物が別の物語で中心となるなど、無関係に見える人々の人生や時間が結びついている様子を浮かび上がらせる。

出演者には伊野香織、内田健司、長谷川七虹、成田亜佑美が名を連ねる。また、リサーチの中で出会った人々をアンサンブルキャストとして起用し、その土地で積み重ねられてきた記憶や時間を舞台上に配置する。
マームとジプシーは、藤田貴大が全作品の脚本・演出を手がける団体として2007年に設立された。2012年以降はオリジナル作品の創作と並行して他ジャンルの作家との共作を発表しているほか、レパートリー作品のツアーや公共劇場との共同制作、海外公演や国際共同制作などを継続的に実施している。
公演概要
マームとジプシー×公共ホール4館共同制作『under ground』
- 作・演出:藤田貴大
- 出演:伊野香織 内田健司 長谷川七虹 成田亜佑美
各地の公演日程および主催・問い合わせ先は以下の通り。
- 愛知県・豊橋市
- 日程:2026年12月12日・13日
- 会場:穂の国とよはし芸術劇場PLAT アートスペース
- 主催:公益財団法人豊橋文化振興財団
- お問合せ:プラットチケットセンター/TEL:0532-39-3090(休館日を除く10:00~19:00)
- 富山県・富山市
- 日程:2026年12月19日・20日
- 会場:オーバード・ホール 中ホール
- 主催:(公財)富山市民文化事業団
- お問合せ:(公財)富山市民文化事業団 総務企画課/TEL.076-445-5610(平日8:30~17:15)
- 山形県・鶴岡市
- 日程:2027年1月16日・17日
- 会場:荘銀タクト鶴岡(鶴岡市文化会館) 大ホール
- 主催:荘銀タクト鶴岡・鶴岡市教育委員会
- お問合せ:荘銀タクト鶴岡/TEL:0235-24-5188(9:00~19:00)
- 大阪府・茨木市
- 日程:2027年1月23日・24日
- 会場:茨木市市民総合センター(クリエイトセンター)・センターホール
- 主催:(公財)茨木市文化振興財団
- お問合せ:(公財)茨木市文化振興財団/TEL.072-625-3055(10:00~17:00)
- 東京都・武蔵野市
- 日程:2027年1月30日(土)-2月7日(日)
- 会場:吉祥寺シアター
- 主催:合同会社マームとジプシー
- お問い合わせ:マームとジプシー/mum_gypsy@yahoo.co.jp
本記事は合同会社マームとジプシーの発表をもとに作成。


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