スペースデータ、ロボット導入・運用・学習基盤RobotBrainの提供を開始
株式会社スペースデータは、現場で動くロボットの導入・運用・学習を支える基盤「RobotBrain(ロボットブレイン)」の提供を開始しました。あわせて、コンセプトと対応デバイスを紹介する専用サイト「RobotBrain Concept & Catalog」を公開しています。
これまで同社が防衛や防災、都市開発、インフラ領域で提供してきたデジタルツインや物理シミュレーション、空間知能の技術を現場で動くロボットへと拡張し、現場の省人化や無人化の推進を目指します。
仮想空間と実機をつなぐ「RobotBrain」の特徴

RobotBrainは、仮想空間で構成と制御を決める同社の既存基盤(SpaceBrain)と現場のロボットをつなぐ基盤です。仮想空間で検証した機種や台数、配置、制御、安全条件を実機へ渡し(Sim to Real)、現場で得られた走行や作業、異常などの実測データを仮想空間へ戻して更新する(Real to Sim)サイクルを構築します。
主な特徴として以下の点が挙げられています。
- 機種の違いを吸収する共通の接続層により、複数メーカーのロボットやセンサーを混在させて運用可能
- 工程管理や倉庫管理、設備管理などの既存システムを置き換えず、標準データモデルとAPIで接続
- 時刻、位置、設備、ロボット、作業を一つのデータモデルに統合し、衛星・航空画像やBIM/CAD・点群、IoTデータなどを産業ごとに差し替えて利用可能
- 実機の走行や作業、異常を夜間にモデルへ反映し、翌朝に改善案を配信する現場学習ループの構築(人の関与は差分の承認のみ)

導入前検証から訓練まで対応する4つの用途

RobotBrainでは、同一の仮想空間とデータを以下の4つの用途に活用します。
- 導入前検証:ロボットや車両の経路、干渉、必要台数、充電や設備との連携を導入前に仮想空間で確認
- 運用最適化:複数機種のロボットをまとめて管理し、実績をもとに日々の計画や点検ルートを更新
- 学習データ:現場を再現した合成データや模倣学習を用い、ロボットのAIを日本の現場環境に適応
- 訓練:遠隔オペレーターの操作や異常時対応、新任者の教育を実機を止めずに仮想空間で実施
8つの領域に対応し段階的な導入を支援
対応するロボットやデバイスは、移動ロボット(AMR、自動フォークリフト、四足歩行ロボットなど)、空中ロボット(ドローン)、アーム、施工・建機、運営・サービスロボット、センサー、カメラ、施設・インフラ連携の8領域です。
導入にあたっては、仮想空間での小規模な試行、実環境での検証を経て他の拠点や施設へ横展開する段階的な進め方を基本としています。企業への直接提供に加え、パートナー企業へのOEM提供も進められます。
今後の展望
今後は建設・住宅、物流・倉庫、不動産・ビル管理、空港・鉄道、電力・プラントなどの民生領域を軸に導入を進める方針です。さらに、民生現場で培った知見を防災や防衛の無人機運用にも生かすデュアルユースの展開を進め、現場での運用実績を通じてロボットが働ける空間の拡大を目指すとしています。
会社概要
- 社名:株式会社スペースデータ
- 代表:佐藤航陽
- 所在地:東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー 15階
- 資本金:15億1300万円
- 事業内容:宇宙開発に関わる投資と研究
- HP:https://spacedata.jp
- NEWS:https://spacedata.jp/news
- X:https://x.com/spacedatainc
- LinkedIn:https://www.linkedin.com/company/spacedatajp/
- 採用情報:https://www.wantedly.com/companies/spacedata/projects
- RobotBrain 専用サイト(RobotBrain Concept & Catalog):https://catalog.robotbrain.space/
- お問い合わせ:https://spacedata.jp/contact
本記事は株式会社スペースデータの発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



