台湾SOLOMON、日本でAI製品「META-aivi」販売開始
台湾の工業向けAI製品メーカーであるSolomon Technology Corporation(以下、SOLOMON)が日本市場に本格参入することが明らかになった。これは、日本のアウトソーシングテクノロジー(以下、OSTech)がSOLOMONと販売代理店契約を締結し、AIを内蔵したマシンビジョン製品「META-aivi」の販売を開始すると発表したことによるものだ。
SOLOMONは、産業用AIおよび拡張知能の分野で卓越した技術と革新的なソリューションを提供している企業だ。特に、高速AIモデルトレーニングをシステムに組み込むことで、ユーザーは最小の時間投資でAIモデルをカスタマイズでき、生産ラインの効率を飛躍的に向上させることが可能となる。
一方、OSTechは、豊富な人材力と多様なニーズに対する支援実績から得た技術力を活かし、SOLOMONのAIビジョンシステムMETA-aiviを導入することで、幅広い産業分野における顧客の課題解決と現場DX推進に取り組むとしている。
META-aiviは、ウェアラブル/ポータブルのAIビジョンシステムで、機械で代替することのできない作業のサポート、効率化を実現する製品だ。高速 AI モデルトレーニングにより、顧客は AI モデルを迅速にカスタマイズできる。また、様々なポータブルデバイス、IPカメラ、ボディーカメラ、ARグラスなどと統合することで、多岐にわたる産業分野で応用することが可能となる。
海外の事例では、自転車部品の製造において40%の時間削減、60%の生産性向上を実現し、合成樹脂の製造工場においても従来の検針プロセスより70%の高速化を実現しているという。
このように、SOLOMONとOSTechの提携により、日本市場に新たなAI製品が導入されることとなった。その結果、日本の産業界における生産性向上やDX推進が一層進むことが期待される。