池の下が26年11月3日に舞踏公演月背真似を上演 長野和文が初のソロに挑戦へ
演劇集団「池の下」は、主催公演『月背真似』を2026年11月3日に東京都板橋区のサブテレニアンにて上演する。結成30年の節目を迎える同団体にとって初の本格的な舞踏公演となり、代表の長野和文が64歳にして初めて舞踏ソロに挑む。チケットはロングランプランニング株式会社が運営するカンフェティにて発売されている。
結成30年の節目に挑む初の舞踏ソロ公演
池の下はこれまで、寺山修司作品をはじめとする創作を通じて舞踏的な身体感覚を演劇に取り入れ、独自の表現を行ってきた。今回の公演では演劇という形式を越え、言葉が生まれる以前の身体や沈黙の記憶、生命の根源に触れる舞踏作品に取り組むとしている。
作・演出・舞踏を担う長野和文は、30年にわたり積み重ねてきた身体訓練、俳優教育、前衛演劇、舞踏研究を携え、老いゆく身体に刻まれた時間や生の燃焼と死の静寂などを身体そのもので語る舞台を目指す。
本作《月背真似》は、十字架刑を目前にしたイエス・キリストがゲッセマネの園で独り祈りを捧げた夜を創作の原点としている。神の子としてではなく、恐れや揺らぎを抱えながら運命を受け入れようとする一人の人間の祈りとして捉え、マグダラのマリア、ペトロ、ユダといったイエスを取り巻く人々の魂の軌跡を身体によって描き出す。
聖書に記された愛する者を見送る悲しみや信じながらも逃げてしまう弱さ、裏切りと後悔、赦しへの希求などを、現代を生きる人々にも通じる普遍的な人間の姿として表現するとしている。
代表・長野和文と池の下の歩み
演出家、俳優教育指導者、美術家である長野和文は東京・浅草に生まれ、幼少期に水上敬司(二紀会)の指導で油彩を学んだ。高校時代に野口三千三、桐朋学園演劇専攻在学中には大野一雄に師事した経歴を持つ。
池の下は1996年1月に長野を中心に結成され、寺山修司初期作品の連続公演などを展開してきた。2006年の利賀演出家コンクールでは寺山修司『犬神』で優秀演出家賞を受賞したほか、2007年には『狂人教育』で日本・韓国・中国の3カ国6都市ツアーを実施した。同作は2019年にポーランドのグダニスク・シェイクスピア劇場およびグロトフスキ研究所の招聘を受けて上演されている。また、2012年からは海外現代戯曲を取り上げる海外作品シリーズも手掛けている。
公演情報
- 公演名:『月背真似 — Gethsemane —』
- 公演期間:2026年11月3日 (火・祝) 14:00開演(開場は開演の15分前、上演時間は約1時間)
- 会場:サブテレニアン(東京都 板橋区 氷川町 46-4 B1F)
- 出演者:長野和文
- スタッフ:
- 作舞・美術・舞踏:長野和文
- 照明:大野道乃
- 音響:髙沼薫
- 制作協力:青木五百厘
- 宣伝美術・画:濵口真央
- 企画制作:池の下
- チケット料金:前売:2,500円(全席自由・税込、客席数30席・ベンチシート)
- チケット取扱:カンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)

本記事は池の下の発表をもとに作成されています。
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