JAOPSがシードラウンドで総額2億6000万円を調達 初のMCC構築へ
宇宙ミッションの運用基盤を構築する株式会社JAOPSは2026年10月1日、UntroD Capital および株式会社Midtown Frontier Fundを引受先とするシードラウンドにおいて、総額2億6000万円(現在の為替レートで約170万米ドル相当)の資金調達を実施したと発表しました。
調達した資金は、同社の運用能力の拡張をはじめ、初となるミッションコントロールセンター(MCC)の構築に必要なツールとシミュレーターの開発に充当されます。これにより、宇宙産業全体に運用サービスを提供する「Operations as a Service(OaaS)」というビジョンの実現に向けて前進するとしています。
初のMCC構築とOaaSの実現に向けて
宇宙ミッションの成功と持続的な商用サービスの実現には、ミッションの設計段階から運用を考慮し、ミッション全体を通じて信頼性を確保することが重要とされています。
JAOPSは、国内外で豊富な宇宙開発・運用経験を持つメンバーの知見を活かし、オープンソースソフトウェアを活用した運用システムや自社Mission Control Centerの構築を通じて、宇宙ミッションに必要な運用サービスを提供する「Operations as a Service(OaaS)」の実現を目指しています。この仕組みにより、宇宙事業者は必要な運用チームや運用体制をすべて自社で整備することなく、信頼性の高い運用を実現できるようになります。


代表取締役CEOのアレハンドロ・セラ氏は、今回の調達がチームの成果の証であるとした上で、心強いパートナーを得てチームの大きな志を実現するための体制を整えていくとコメントしています。
国内外での実績と公的支援の獲得
JAOPSはすでに日本、スペイン、フランス、英国、韓国、米国の顧客にミッション運用サービスを提供しています。今回の資金調達を通じて、アウトソース型・サービス型のミッション運用に対する世界的な需要の高まりに応じ、事業をさらに拡大していく方針です。

また、本シードラウンドは同社がこれまでに獲得してきた公的支援を土台としています。JAOPSは宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙戦略基金の採択を受けているほか、東京都からの助成金の交付を受けており、日本の宇宙運用能力強化における同社の役割が評価されています。
引受先企業とJAOPSの概要
引受先となったUntroD Capitalは、JAOPSのアプローチを高く評価しており、伴走支援を通じて宇宙産業全体の発展に貢献していくとしています。また、Midtown Frontier Fundはispace創業メンバーを中心に立ち上げられたファンドで、ディープテック領域のシード〜アーリーステージのスタートアップへの支援を行っています。
各社の概要は以下の通りです。
- 株式会社JAOPS
- 本社: 東京都
- 代表者: 代表取締役CEO アレハンドロ・セラ
- 事業内容: 衛星および宇宙ミッションの運用者に向けたツール、シミュレーター、ミッションコントロールインフラの構築
- URL: www.jaops.com
- UntroD Capital (UntroD Capital Japan Co., Ltd.)
- 本社: 東京
- 事業内容: Real Tech Fundを通じたディープテック・研究開発型スタートアップへの投資
- 株式会社Midtown Frontier Fund
- 事業内容: ディープテック領域におけるシード〜アーリーステージのスタートアップに特化したエンジェル投資
本記事は株式会社JAOPSの発表をもとに作成しました。

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