河出書房新社がイタリアの村の書店を描く丘の上の小さな本屋さんを刊行
株式会社河出書房新社は、イタリアの人口わずか180人の村で書店を営むアルバ・ドナーティが日々の暮らしや思索、人々とのエピソードを綴ったノンフィクション『丘の上の小さな本屋さん』(栗原俊秀訳)を2026年9月29日に刊行した。
大手出版社を退社した著者が生まれ故郷で開いた小さな書店の記録となっており、世界各国でベストセラーリストに入るなど注目を集めている。
人口180人の村に開かれた話題の書店
舞台となるソプラ・ラ・ペンナ書店は、著者アルバ・ドナーティが約四半世紀にわたり勤めた大手出版社を退社後、生まれ故郷であるイタリア・トスカーナ州北西部の村、ルチニャーナで2019年12月に開業した。自身が幼少期から親しんできた本を集めた、広さ12平方メートルの書店となっている。
ルチニャーナは人口200人足らずの山あいの集落で、主要都市からのアクセスも良いとはいえない立地ながら話題を呼び、開店から7年経とうとする現在では国外からも来訪者が訪れている。同店は「ヨーロッパのもっとも魅力的な書店20選」にも選出された。
151日間の思索と人々との交流を記録
本書は、2021年1月20日から6月20までの151日間にアルバ・ドナーティがめぐらせた日々の思索や作家・本への追憶、行き交う人々とのエピソードを綴った作品となっている。クラウド・ファンディングへの挑戦、開店直後に見舞われた火災、コロナ禍での厳しい経営のほか、村の子どもたちや遠方からの客との交流などが記録されている。
イタリア本国で刊行直後から話題を呼び、アメリカやスペインなどでベストセラーリスト入りしたほか、アメリカの書評誌「カーカス・レビュー」の「この夏に読むべきノンフィクション10冊(2023年)」に選出されるなど各紙誌から高い評価を得ている。

日本版オリジナルの特典とWeb企画

日本語版には、イタリア語原書や諸外国版にはない独自のコンテンツが収録されている。巻末には「本書に登場する日本語で読める書籍リスト」(現在流通していない書籍も含む)が掲載されるほか、著者メッセージ「日本、わが愛(モナムール)」や書店の様子を伝える「カラー口絵」が収められた。カバーイラストはオカヤイヅミが描き下ろしている。
また、刊行を記念して「Web河出」では訳者の栗原俊秀による「訳者あとがき」が公開されている。

書誌情報

- 書名:丘の上の小さな本屋さん イタリアの180人の村で開いた書店の記録
- 著者:アルバ・ドナーティ
- 訳者:栗原俊秀
- 仕様:46変形判/並製/290頁
- 発売⽇:2026年9⽉29日
- 定価:2,640円(本体2,400円)
- ISBN:978-4-309- 20955-5
- カバーイラスト:オカヤイヅミ
- ブックデザイン:ニマユマ
- 書誌URL:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309209555/
- 訳者あとがき公開URL:https://web.kawade.co.jp/tameshiyomi/262020/
本記事は株式会社河出書房新社の発表をもとに作成。
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