東京都神保町にある気鋭のギャラリー「New Gallery」にて、福岡在住のアーティストSIMON（シモン）による個展「ALIEN NEURON」が2024年10月11日から27日まで開催される。

SIMONは1997年東京生まれ、大分県別府市育ち、福岡在住。14歳の頃より「エイリアンちゃん」というマルチバースの次世代漫画の制作を始めた。SIMONの作品で繰り返し登場するアイコン「エイリアンちゃん」は、鮮やかな色彩によって輝き、性別や身体的特徴にとらわれず無限の可能性を秘めた存在だ。

本展「ALIEN NEURON」では、会場の中央に構える”小さな宇宙船”「ALIEN SPACESHIP 01」や、初のスチール作品「ALIEN HEART Ver.1」など、平面のみならず立体作品としても「エイリアンちゃん」が登場。新作2点「ALIEN NEURON red/blue」が宇宙船を優しく囲む。様々なポーズのエイリアンちゃんが描かれた全9種の作品は、会場内外を自由に駆け巡るかのように展示されている。

本展のために作られた限定グッズも販売。1枚1枚色付きのニュアンスが異なるリソグラフ印刷による「ALIENイラストカードセット」など全4種が用意されている。

SIMONは幼少期から親しんだキャラクターの造形を、1990年代のジャパニーズポップや現代のモードとリミックスすることで、未来的で幻想的な世界に転換させている。エイリアンは、社会の中で生きている人々の代弁者として、それぞれのアイデンティティと自尊心を受容し、私たちが本来持っている無条件に愛を認め合う能力を讃える役割を担っているという。