明治大学で映画 どこよりも遠い場所にいる君へ 試写会 卒業生プロデューサーが登壇
明治大学国際日本学部は、中野キャンパスにおいて映画『どこよりも遠い場所にいる君へ』の試写会およびティーチインを開催しました。当日は同学部の学生約100人が参加し、同作品の企画プロデューサーを務める松竹株式会社の向井紘一郎氏と、アニメーションプロデューサーを務める株式会社トムス・エンタテインメントの川邉大輔氏が登壇しました。ともに明治大学の卒業生である両氏から、企画の立ち上げからアニメーション制作の工程、映像業界でのキャリアについて直接学ぶ機会となりました。
企画を形にするプロデューサーの役割と事業展開
ティーチインでは、まず両氏の経歴と担当業務が紹介されました。2009年に明治大学政治経済学部経済学科を卒業した向井氏は、松竹株式会社に入社後、調整や宣伝業務を経て現在は企画プロデューサーを務めています。
向井氏は原作権の取得や制作依頼、製作委員会の組成などを例に挙げ、立場の異なる関係者と協力しながら作品を具現化していく企画プロデューサーの仕事を解説しました。さらに、劇場上映をはじめ海外展開、動画配信、関連商品といった多角的な展開についても触れ、作品づくりを企画や事業の視点から説明しました。
専門職の連携と技術が支えるアニメーション制作
続いて登壇した川邉氏は、アニメーションプロデューサーの役割と実際の制作工程について解説を行いました。絵コンテや原画、色彩設計、仕上げといった各工程を紹介し、映像や資料を用いながらカットごとに多くの専門職が連携して制作が進められる様子を説明しました。また、1秒間に24コマで構成される仕組みや各担当者の役割が示され、参加した学生は完成作品を支える技術と協働作業についての理解を深めました。
質疑応答では、制作スタジオの選定理由や映画化の経緯、ピアノ演奏場面の制作方法といった実務的な質問が寄せられました。川邉氏はピアノ演奏場面について、モーションキャプチャーとプロの演奏を参考にしながら指の動きを手描きで仕上げたことを明かし、専門スタッフの連携によって映像が作られる過程を説明しました。
イベントの最後には両氏から学生へメッセージが送られ、向井氏は学部にかかわらず取り組みたいことを見つけて挑戦してほしいと激励しました。川邉氏は今回の説明が学生の心に残り、今後の学びや進路を考えるきっかけになればうれしいと述べました。
開催概要と作品情報
開催概要および作品の詳細は以下の通りです。
- 名称:映画『どこよりも遠い場所にいる君へ』ティーチイン付き試写会
- 開催日:2026年9月28日(月)
- 会場:明治大学中野キャンパス
- 対象:明治大学国際日本学部の学生約100人
- 登壇者:松竹株式会社 向井紘一郎氏(企画プロデューサー、2009年明治大学政治経済学部経済学科卒業)、株式会社トムス・エンタテインメント 川邉大輔氏(アニメーションプロデューサー、2003年明治大学商学部商学科卒業)
映画『どこよりも遠い場所にいる君へ』は、阿部暁子氏による同名小説を原作としたアニメーション映画です。2026年10月9日(金)から全国公開予定となっており、アニメーション制作は株式会社トムス・エンタテインメント、配給は松竹株式会社が担当しています。
本記事は明治大学の発表をもとに作成しました。
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