城田優、25周年記念オーケストラコンサート開催
俳優で歌手の城田優が、芸能生活25周年を記念したオーケストラコンサート「城田優 25th Anniversary Orchestra Concert 〜featuring Naoya Iwaki」を2024年10月7日に東京のサントリーホールで開催した。
城田にとって、ソロでは初のフルオーケストラでのコンサートとなった今回の公演。コンサート前の囲み取材で、城田は「ここ数週間はこのコンサートのためにいろいろと考えたり、思い出したり、歌ったりすることが多くて、感慨深い時間でした」と25周年を迎えた思いを語った。
コンサートでは、「らいおんハート」(SMAP)からスタートし、城田自身の25年前の歌声の音源が流れると、それに続いてオーケストラの演奏が始まるという演出がなされた。続いて、2020年に開催予定だったものの、コロナ禍で公演が完走できなかったコンサートで披露される予定だった楽曲が続いた。
スペシャルゲストとして登場した花總まりとは、ミュージカル『エリザベート』で共演した楽曲「夜のボート」を初めてデュエットで披露。城田は「初めてトート以外の感覚でエリザベートと対面しましたが、感情を作って歌うとその心情が痛いほど沁みて、リハーサルでも泣いてしまいました」と話していたが、その言葉通り、感情が痛いほど伝わる歌声を聞かせた。
アンコールでは、城田と花總が再び「Amazing Grace」を熱唱。夜公演では、観客が携帯電話のライトを点灯し、会場を光で満たすというサプライズもあった。
カーテンコールでは、10月30日に配信リリースされる新曲「夢の種〜I’ll be by your side」も披露された。この楽曲は、PEANUTSコミック70周年を祝して2020年からスタートしたスヌーピーのオーケストラコンサートシリーズを通して意気投合した城田とピアニスト・音楽監督の宮本貴奈が共同制作して誕生した応援歌だ。
ポップスからディズニーの楽曲、ミュージカル曲、オリジナル楽曲と多彩なラインナップで魅せた城田。大阪公演は10月30日にフェスティバルホールで開催される。
(c)Makoto Kamiya