京都芸術大学と亀岡市の連携が深化 緑化フェアや城跡芸術展など多彩に展開
京都芸術大学と亀岡市は、2024年8月に締結した連携・協力に関する協定に基づき、亀岡のまちの複数の現場で連携を展開しています。全国都市緑化フェアへの参画や城跡での芸術展など、作品発表にとどまらず企画や制作、場の活用、地域との協働といったプロセスそのものを学生の学びにつなげています。両者は2018年に始まった「かめおか霧の芸術祭」などを通じて連携を重ねており、2020年の文化芸術分野の協定や市役所地下の「開かれたアトリエ」への改修、2024年8月の亀岡市環境プロモーションセンター「Circular Kameoka Lab」開設に合わせた協定締結を経て、協働の幅を広げています。
「食農と環境そしてアートで輝く『京都丹波』」をテーマに開催されている「第43回全国都市緑化フェアin京都丹波」のコンテンツ「ART PARK PROGRAM」では、京都芸術大学 大学院芸術研究科の山城大督准教授が代表を務めるTwelve Inc.が企画運営を担い、空間演出デザイン学科の家成俊勝教授が共同主宰するdot architectsが参加しています。

また、JR亀岡駅南口には、美術工芸学科のヤノベケンジ教授による新作パブリックアート《SHIP’S CAT MISTY》が2026年9月に設置されました。航海の安全を守る「守り猫」をモチーフにした彫刻シリーズの最新作で、朝霧に包まれる亀岡盆地の風景に着想を得て名付けられています。制作には京都芸術大学の共通工房「ウルトラファクトリー」が協力し、14名の学生が樹脂成型や研磨、ステンレスの加工、貼り付け作業に携わりました。
丹波亀山城跡での展示ディレクションと学生企画

「かめおか霧の芸術祭」の主要プログラム「城跡芸術展2026」が、10月10日から25日まで開催され、27組のアーティストが参加します。京都芸術大学の教員や学生もディレクション、作品出展、来場者向けプログラムの企画に関わっています。
ディレクションは、美術工芸学科の矢津吉隆准教授と山田毅非常勤講師によるユニット「副産物産店」が担当します。出展作家としては、ヤノベケンジ教授、山口京将氏、佐久間花音氏による「モフモフコレクティブ2026」が参加します。
会期中には、アートプロデュースコースの学生たちによる体験型ワークショップも実施されます。10月11日には画材循環プロジェクト「巡り堂」の画材を活用したワークショップ、10月24日には作家になりきって作品を深掘りする「鑑賞ピクニック」や、散策で集めた自然素材で大きな立体地図を創り上げる制作体験が開かれます。


閉校した旧中学校の利活用リサーチ
2023年3月末に閉校した旧亀岡市立別院中学校では、校舎の新たな活用に向けた取り組みが進められています。亀岡市は2025年度から京都芸術大学に旧校舎の利活用に関するリサーチ業務を委託しており、2026年度は地域住民や学生とともに活用のあり方を探る「アクション・リサーチ」を進めています。
大学院芸術研究科の久慈達也准教授と松井利夫名誉教授の指導のもと、全国の廃校活用や地域創生の事例調査などを通じて、大学院生が実在する地域の課題に向き合いながら旧校舎と地域との関係を考える取り組みとして位置づけられています。

松井利夫名誉教授は「この8年間、亀岡は教室では得られない『もう一つの学びの場』になってきました」と振り返り、活動の広がりについて語っています。
開催概要と大学情報
第43回全国都市緑化フェアin京都丹波(愛称:京都丹波みどりの里まつり)
- 会期:2026年9月18日(金)〜11月8日(日)
- 開催地:亀岡市、南丹市、京丹波町
- テーマ:食農と環境そしてアートで輝く「京都丹波」
- 主催:京都府、亀岡市、南丹市、京丹波町、公益財団法人都市緑化機構
- 公式サイト:https://kyototamba-fair.jp/
城跡芸術展2026(かめおか霧の芸術祭)
- 会期:2026年10月10日(土)〜10月25日(日) 10:00〜16:30
- 会場:丹波亀山城跡(大本本部)/京都府亀岡市荒塚町内丸1
- 主催:かめおか霧の芸術祭実行委員会、亀岡市
- 公式サイト:https://kameoka-kiri.jp/shiroato-art-exhibition/
京都芸術大学
- 所在地:〒606-8271 京都府京都市左京区北白川瓜生山町2-116
- 学長:佐藤卓
- 在籍者数:約24,000名(通学課程・通信教育課程)
- URL:https://www.kyoto-art.ac.jp/
- 参考リリース:https://www.kyoto-art.ac.jp/news/press/1298
本記事は京都芸術大学の発表をもとに作成しています。
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