子育て朝食を大変だと感じる人は8割、週2日以上「パンだけ」が6割に

雪印メグミルク株式会社が全国の3歳から小学校低学年の子を持つ母親800名を対象に実施した「子育て朝食に関する調査」の結果が明らかになった。

調査によると、平日の子育て朝食を負担に感じている母親は約8割に上り、その理由として「忙しく準備する時間が十分にない」が45.5%で1位となった。また、「子どもが朝食を食べるのに時間がかかる」が43.1%で2位、「子どもが集中して食べてくれない」が41.4%で3位と、子どもの意欲に関わる項目が上位にランクインした。

さらに、「満足のいく品数を用意することが難しい」と回答した人は約9割に達し、朝食メニューが「パンだけ」の日が週2日以上ある家庭は約6割に上ることが明らかになった。一方で、「パンだけ」朝食に対して8割近くが「栄養に偏りがある」というイメージを持っていることも分かった。

食事中の会話についても、平日に子どもと笑顔で会話する時間が5分未満の家庭は8割近くに上り、子どもともっと会話したいと思う人は7割近くに達した。

調査結果を受けて、雪印メグミルクでは脳科学者の瀧靖之氏と管理栄養士の古谷彰子氏の監修のもと、「親子のドタバタ朝食を救う3か条」を制定。子どもに役割を与えて意欲を引き出すポイントを取り入れることを提案している。

現代の子育て家庭の多くが朝食に悩みを抱えている中、手軽に栄養バランスの取れた朝食を用意するための工夫が求められている。

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