車椅子ハンドボール世界選手権で日本が初の銀メダル 諸岡晋之助が得点王とMVP
スペイン・グラノリェスで開催された「第4回 IHF車椅子ハンドボール世界選手権」において、車椅子ハンドボール日本代表が準優勝を果たし、銀メダルを獲得しました。国際ハンドボール連盟(IHF)が主催する世界選手権の全カテゴリーを通じて、日本にとって初のメダル獲得となります。また、日本代表のエースである諸岡晋之助が大会通算59得点を記録し、得点王と男子MVPの二冠に輝きました。
予選から強豪を破り日本ハンドボール史上初のメダル獲得
日本代表の世界選手権出場は、5位となった2024年の第3回大会(エジプト)に続いて2回目です。今大会の予選リーグではアメリカとオーストラリアを連破してグループBを首位で通過しました。準々決勝では前回優勝のエジプトをフルセットの末に下し、準決勝でもポルトガルを退けて決勝へ進出しました。
攻撃面では出場12チーム中最多の得点を記録し、選手層の厚さが上位進出を後押ししました。一般社団法人日本車椅子ハンドボール連盟(JWHF)がこの2年間に進めてきた選手発掘事業、代表選考会、強化練習会、講習会や国際大会派遣などの強化策が結実する形となりました。










諸岡晋之助が大会通算59得点で得点王とMVPを獲得
エースの諸岡晋之助は、予選から準決勝まで安定して得点を挙げ、準決勝のポルトガル戦ではPLAYER OF THE MATCHに選出されました。
決勝までの4試合で34得点を挙げて得点ランキング3位で迎えた決勝のスペイン戦では、日本の31得点中25得点を記録しました。大会通算得点を59得点まで伸ばして逆転で得点王を獲得し、あわせて男子MVPにも選出されました。
大会を終えた代表メンバーと連盟のコメント
キャプテンを務めた森谷幸生は、目標の優勝には届かなかったものの全員で銀メダルを獲得できたことを誇りに思うとした上で、「この経験を糧に、世界で闘える、最後まで勝ち切れるチームを目指して成長していきたいと思います」と振り返りました。
得点王とMVPを獲得した諸岡晋之助は、前回の初出場での悔しさを機にチームの意識や情熱が高まり、練習や戦術の徹底、風通しの良さなどの準備が結果につながったと述べました。
JWHF会長の半田忠史は、選手や関係者、サポーターへの感謝を伝えるとともに、今回の快挙を次なるステップとし、競技レベル向上や競技人口拡大、共生社会の実現に向けた取り組みを推進し、金メダルを見据えていく姿勢を示しました。
大会概要と日本代表の記録
- 大会名:第4回 IHF車椅子ハンドボール世界選手権(4人制)
- 会期:2026年9月16日(水)〜20日(日)
- 会場:Palau d’Esports de Granollers(スペイン・グラノリェス)
- 主催:国際ハンドボール連盟(IHF)
- 出場国:12カ国・地域
日本代表の全試合結果:
- 予選リーグ:日本 2-0 アメリカ(15-3/10-2)
- 予選リーグ:日本 2-0 オーストラリア(15-5/12-1)
- 準々決勝:日本 2-1 エジプト(6-10/11-9/5-4)
- 準決勝:日本 2-0 ポルトガル(10-9/11-9)
- 決勝:日本 1-2 スペイン(9-13/17-5/5-6)
日本代表メンバー:
- 選手:森谷幸生(キャプテン)、諸岡晋之助、小貫怜央、伊藤優也、木村正也、平井楓花、永田裕幸、古矢千尋、村上慶太
- スタッフ:団長・安藤裕一、監督・大西満、コーチ・松本賢、トレーナー・安田孝志、通訳/総務・岡田美優
連盟概要:
- 名称:一般社団法人日本車椅子ハンドボール連盟(JWHF)
- 設立:2003年3月31日(一般社団法人化:2017年4月)
- 代表:会長 半田 忠史
- 所在地:〒772-0021 徳島県鳴門市里浦町里浦字坂田134-1
- 公式サイト:https://jwhf.jp
本記事は一般社団法人日本車椅子ハンドボール連盟の発表をもとに作成しました。
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