小川珈琲株式会社は、2024年10月1日より、ワールド ジェズベ/イブリック チャンピオンのトゥルガイ・ユルドゥズラ氏が立ち上げたコーヒー器具ブランド「Specialty Turkish Coffee（STC）」の日本国内での販売を開始する。

トルココーヒーは、16世紀中頃からイスタンブールを中心にヨーロッパや中東などに拡大し、2013年にはユネスコの無形文化遺産に登録された。イブリック（ジェズベ）と呼ばれる小さな金属製のポットで、細かく挽いたコーヒー豆を煮出して作る。

STCは、2013年のワールド ジェズベ/イブリック チャンピオンシップで優勝したトゥルガイ氏の抽出理論に基づいて作られた抽出器具だ。スペシャルティコーヒー、水、器具を用いて”煮出す”ことで、他の抽出器具では表現できない優れた味わいを実現可能にした。トルココーヒーの伝統や情緒は残しつつ、STCならではの抽出メソッドで、スペシャルティコーヒーの個性豊かな味わいとトルココーヒーの世界観を体験できる。

販売ラインアップは、手打ちされた厚さ1.5mmの銅製イブリック「STC | Pro®1-silver plated」、銅製のファンネル「STC | Funnel-copper」、オリーブウッド製のパドル「STC | Paddle-olive wood」、ステンレススチール製のスタンド「STC | Stand X-single」「STC | Stand X-double」の5種類。価格は5,500円から42,000円（本体価格）となっている。

小川珈琲は、多様なコーヒー体験が求められる今、「本物」の味わいとコーヒー文化を未来に繋ぐため、STCという新たなコーヒー体験を提供する。