子どもの趣味に関するランキング、親514人に調査

株式会社アタムが小中学生の子どもを持つ親514人を対象に「子どもの趣味に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化した。調査期間は2024年3月22日から4月1日までで、インターネットによる任意回答方式で行われた。

調査結果によると、子どもが夢中になっている趣味の1位は「ゲーム」で、2位は「動画視聴」だった。3位は「スポーツ・運動」、4位は「絵を描く」となっている。ゲームや動画視聴が人気なのは、スマホなどで手軽にでき、小学生から中学生まで幅広い子どもたちが楽しめるからだと考えられる。

子どもが趣味に費やす時間は、「ほぼ毎日」が80%以上で圧倒的多数だった。いつでもどこでもできるゲームや動画視聴が人気なので、毎日楽しむ子どもが多いのも納得できる。

また、子どもの趣味に理解がある親は92.6%に上った。子どもの趣味を否定したり馬鹿にしたりしないよう、注意している親が多いことがわかる。

趣味が子どもの成長に良い影響を与えていると感じる親は78.2%だった。楽しいと思えることに自発的に取り組むことで、知識や技術を習得できて「思考力」や「集中力」も高まると感じている人が多数いる。

一方で、ゲームや動画視聴、SNSなど、スマホ・タブレットで行う趣味に対して「悪影響だと思う」「いい影響を与えると思えない」という声も多かった。ゲームや動画にのめり込むあまり、睡眠時間が短くなるなど生活リズムが変わってしまったり、乱暴な言葉や下品な言葉を使うようになったりするお子さんもいるようだ。

子どもの趣味に理解を示しつつも、適度な時間管理やバランスを保つことが大切だと考える親が多いことがうかがえる調査結果となった。