AKAが営業知識の正確性を判定するEOSを世界市場向けに正式リリース
AIビジネスソリューション企業のAKAは、営業担当者が顧客に伝える製品知識の正確性を検証・認証するセールス・ナレッジ・エンジン「EOS」を、グローバル市場向けに正式リリースしたことを発表した。あわせて、Amazon Web Services(AWS)Marketplaceでの提供も開始された。
営業担当者の会話内容を自社の製品仕様書などと照合して正確性を判定し、誤った部分に基づく確認クイズを自動生成することで知識の定着を図る仕組みとなっている。
正確性の判定と個人に最適化された学習環境
従来のAI営業トレーニングツールが話すトーンやスピードといった話し方の評価に主眼を置いていたのに対し、EOSは発言内容が事実として正しいかを判定し、その結果を証明可能な知識認証へとつなげる点に特化している。
中核機能である「アセスメント自動生成(Assessment Generation)」では、模擬商談などで事実と異なった発言を検知した際、製品仕様書など自社の公式ドキュメントの該当ページ付きの確認クイズを即座に自動生成する。これにより、一律な研修ではなく、各担当者の知識の盲点をピンポイントで補完する教育環境を実現するとしている。
自社ドキュメントのみを根拠とする検証システム
利用にあたっては、企業が社内の仕様書やプレイブック、価格表などのドキュメントをアップロードすると、EOSがそれらを唯一の正解データ(Ground Truth)とする検証環境を構築する。営業担当者がAI顧客と音声やテキストで模擬商談を行うと、エンジンが会話の具体的な説明内容をリアルタイムで抽出し、自社ドキュメントと照合する。

判定結果は以下の3段階で示される。
- 正確(Supported)
- 不正確(Contradicted)
- 根拠不足(Insufficient)
検証は自社ドキュメントのみを根拠とするため、汎用AIに見られるハルシネーションのリスクを構造的に排除している。
AKA 代表取締役のRaymond Jungは、営業トレーニングの成果は滑らかさではなく伝えた情報の正確さで測られるべきとした上で、世界中の知識集約型企業へこの新しい評価基準を届ける環境が整ったとコメントしている。
各企業のデータは隔離され、外部AIモデルの学習に使用されることはない。クラウドSaaSに加え、オンプレミス(On-Premise)およびオンデバイス(On-Device)AIの導入オプションにも対応している。
グローバルのコンシューマーテクノロジーおよび流通大手顧客との先行実証実験を経て提供が開始されており、概要は以下の通りである。
- 対応言語: 日本語・英語・韓国語の3言語
- 試用: 公式ウェブサイト(akaeos.com)にて5アカウントまで無料で利用可能
- 企業向け調達: AWS Marketplaceで「EOS Pro」を検索、または akaeos.com/aws より手続き可能
本記事はAKAの発表をもとに作成。
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