GVA TECH、法務データ基盤システム「GVA manage」にAI法務アシスタントの過去案件AI機能を追加

GVA TECH株式会社は、法務データ基盤システム「GVA manage」のAI法務アシスタント機能に、過去案件AI機能を追加したことを発表した。

この機能では、GVA manage内に蓄積された契約書、案件項目、メッセージのやりとりから、現在の案件と類似の過去案件を検索し、その対応方針をチャットボット形式で回答する。最大5つの類似案件を迅速に抽出し、AIがそれらを基に法務対応の方針を要約。案件名や取引先名は一覧表示され、ワンクリックで詳細情報にアクセスできるため、迅速かつ的確な判断が可能になるという。

また、AI法務アシスタントで参照される情報は、GVA manageで案件受付管理をするだけで自動的に蓄積されるため、特別なナレッジ管理の工数は不要だ。

法務業務において、過去案件情報の確認は効率的な業務遂行と組織のリスク管理に重要だが、過去案件の調査には多大な時間と労力がかかることが課題だった。GVA manageは、この課題を解決し、業務効率の改善とナレッジの活用を実現する。

今回のリリースは、2024年1月に発表した法律相談へのQAデータベースとAIチャットボット機能に次ぐ、法務業務にAIを活用する「AI法務アシスタント」機能の一環だ。

GVA TECHは、ユーザーの声を参考にプロダクト開発を進め、より早く正確な法務業務の実現を望む企業法務担当者を支援していく方針だ。