マンションの新サービス、無料で長期修繕計画見直し

株式会社MRC(東京都千代田区神田東松下町28 2階、代表取締役 平松直也)が、マンション運営の根幹である長期修繕計画書の無料簡易見直しサービスを開始する。このサービスは、修繕積立金の問題を解決するためのもので、定期的な見直しにより修繕積立金を守ることが可能となる。

近年、マンションの修繕積立金に関する問題として、修繕積立金不足や修繕積立金の値上げ幅の大きさが指摘されている。国土交通省が作成した「平成30年度マンション総合調査結果」によれば、長期修繕計画の作成を実施しているマンションの割合は90.9%であるが、計画期間25年以上の長期修繕計画に基づき修繕積立金の額を設定しているマンションの割合は53.6%に過ぎない。また、現在の積立金が計画と比較して不足しているマンションは34.8%に上る。

長期修繕計画の見直し時期については、半数程度が「5年ごとを目安に定期的に見直している」が、「修繕工事実施直前に見直しを行っている」マンションは12.5%にとどまる。これは、管理組合で計画を進める場合、大規模修繕工事等の実施前には長期修繕計画を用いてシミュレーションを実施し、区分所有者に対して30年後の見通しを説明することが重要であるにもかかわらず、現実として12.5%しか実現していないという問題を示している。

MRCは、この問題を解決するために、昨年リリースしたWEBコンテンツ「ニューサツ」の利用者に対し無料の簡易長期修繕計画書の見直しサービスを開始する。一級建築士等の専門家によって異常な単価等はチェックが行われ、談合の防止にもなる。また、約30年後までの資金計画をシミュレーションできるため、安心感が得られる。

MRCは、マンション修繕工事におけるセカンドオピニオン業務実績や、WEBコンテンツ「ニューサツ」での不適切な業者間による談合防止対策を徹底するなど、管理組合に寄り添ったサービスを提供している。長期修繕計画書は、マンション運営の根幹にあり、現在から約30年後の未来の収支計画が記されている重要な書類である。そのような重要な書類の見直しをMRCに任せることで、安心してマンション運営を行うことができるだろう。