2024年3月20日（水・祝）に国立代々木競技場第一体育館で開催される「K-1 WORLD MAX」の追加対戦カードが決定した。この一戦では、韓国から参戦するクォン・ジャンウォンと日本の安藤優介が激突。両者はそれぞれ総合格闘家秋山成勲とNARIAGARIの皇治CEOに推薦され、K-1スーパー・ヘビー級で対戦する。

記者会見は3月8日（金）に都内で行われ、クォン・ジャンウォン（韓国/Cheonghak Muaythai Gym）と安藤優介（日本/猛者連 team OGRE）の対戦が発表された。この一戦は秋山成勲と皇治CEOによる推薦により行われることが特徴だ。

出席者には、K-1のカルロス菊田プロデューサー、Krushの宮田充プロデューサー、秋山成勲、皇治CEO、安藤、そしてネット回線を通じて韓国からクォン・ジャンウォンが参加した。会見では、秋山と皇治が推薦するこの試合について、各者が意気込みと見解を述べた。

カルロスプロデューサーは、「秋山選手と皇治選手という斬新な絡みがK-1MAXで実現します」と試合の見所を語った。また、秋山成勲が韓国でK-1プロデューサー業を担当することを提案し、「韓国は重要な国の一つ」として期待を寄せた。

秋山成勲は推薦したクォン・ジャンウォンについて評価し、「思った以上に動ける。面白い試合になると思います」と述べた。ジャンウォンは体重128kgの韓国ヘビー級ファイターで、ムエタイの技術を持ち、蹴り技を得意としている。

一方、皇治CEOは、「K-1を盛り上げたいと思っています。安藤はNARIAGARIで活躍し、KO率が高い選手なので、盛り上がる試合になるだろう」と安藤優介の可能性を語った。安藤はMA日本キッククルーザー級3位でIKCヘビー級王者で、近年の試合ではその強さを見せつけている。

安藤とジャンウォンの試合は、体重差が30kg近くあるが、安藤自身は「30kg差がいいハンデになる」と語り、KOを目指す意気込みを見せた。また、安藤は「適正体重はクルーザー級なので、その階級のトップとやっていきたい」と述べ、K-1での活躍を誓った。

秋山と皇治の推薦選手同士の対決は、一種の代理戦争とも言えるかもしれない。秋山は試合当日にジャンウォンのセコンドにつくといい、皇治はまだ未定だという。何が起こるかわからない、秋山と皇治が絡む試合は、3月20日のK-1MAXで楽しみに待たれる。