「JR北海道 留萌本線」運転シミュレータ配信開始

JR北海道、JR東日本、そして音楽館という3つの企業が共同で、留萌本線の運転シミュレータを配信することが決定した。これは、PCゲーム用プラットフォーム「Steam」で配信されている「JR東日本トレインシミュレータ」の追加ダウンロードコンテンツ(DLC)として提供されるものだ。

留萌本線は、北海道深川市の深川駅から北海道雨竜郡沼田町の石狩沼田駅を結ぶ全長14.4kmのJR北海道の路線である。かつては全長66.8kmの路線で、北海道増毛郡増毛町の増毛駅までを結んでいたが、2016年12月に留萌~増毛間が廃止され、2023年4月には石狩沼田~留萌間も廃止となった。

今回の留萌本線DLCでは、廃止となった区間の風景や思い出をシミュレータとして保存することを目的としている。廃止直前に深川~留萌間で撮影専用列車を走行させ、映像の収録を行った。また、シリーズ初となる実際に車内で使用した自動放送も実装されている。

「JR東日本トレインシミュレータ」は、JR東日本の運転士が実際に使用する訓練用シミュレータを一部加工し、家庭用に配信しているものだ。走行する車両にて収録した高画質の映像と走行音により、リアルな運転操作を体験できる。

今回の留萌本線DLCの配信は、これまで東日本エリアの路線(山手線、総武快速線等)を配信してきた「JR東日本トレインシミュレータ」にとって、初めての北海道エリアの配信となる。

詳細な情報については、準備ができ次第Steamストアページにて発表される予定だ。