山崎育三郎ら豪華共演、落語ミュージカル『昭和元禄落語心中』開幕へ

山崎育三郎、明日海りお、古川雄大という日本ミュージカル界を牽引する3人のスターが、2025年春に新作オリジナルミュージカル『昭和元禄落語心中』で初共演を果たす。演出は『エリザベート』など数多くの大作を手掛けてきた小池修一郎が担当する。

本作は、山崎が6年前に出演したドラマ「昭和元禄落語心中」をミュージカル化したもの。原作は雲田はるこによる同名の漫画で、戦前から平成に至る落語界を舞台に人々の多彩な生き様を描いた作品だ。2016年と2017年にアニメ化、2018年にドラマ化され、いずれも大きな話題となった。

ストーリーは、昭和初期、落語の世界に入った菊比古(八雲)と同期の天才・初太郎(助六)の友情と、彼らを支える芸者・みよ吉を中心に展開。豪放磊落な性格の初太郎役を山崎、「昭和最後の大名人」と称される菊比古役を古川、二人と懇意になるみよ吉役を明日海が演じる。

山崎は本作について「日本オリジナルミュージカルを作ることは長年の夢だった」と語り、共演の明日海は「お二人の素晴らしい先輩に必死について行きたい」、古川は「皆様に新しい世界をお届けできると想像するだけでワクワクが止まりません」とコメントを寄せている。

原作者の雲田はるこは「きっと今まで見たことがない『落語心中』の世界に連れて行ってくださることでしょう」と期待を寄せ、演出の小池修一郎は「助六、八雲、みよ吉3人の愛と葛藤のドラマを、落語を絡めて描いて行きたい」と意気込みを語った。

公演は2025年2月から3月に東京・東急シアターオーブ、3月から4月に大阪・フェスティバルホールで行われ、福岡公演も予定されている。チケットの発売日など詳細は後日発表される。