順天堂大学陸上部、新コーチに今井正人氏と田中秀幸氏

順天堂大学スポーツ健康科学部は、2024年3月13日に、陸上競技部長距離ブロックの新コーチとして今井正人氏と田中秀幸氏の就任を発表した。両氏は2024年4月1日付けでの就任が決まっており、今井氏はトヨタ自動車九州株式会社から、田中氏はトヨタ自動車株式会社から出向し、本学部の非常勤講師となる。

今井氏は1984年生まれで、福島県立原町高等学校を経て順天堂大学スポーツ健康科学部へ進学。在学中には箱根駅伝で山上りの5区で3度区間賞を獲得し、「山の神」と称された。また、第83回箱根駅伝(2007年)では総合優勝に貢献した経歴を持つ。

今井氏は就任にあたり、「伝統ある母校の陸上競技部コーチに就任できることに、喜びとともに責任を感じている。世界で闘える選手育成を目指し、一人の人間として成長するサポートに全力で尽力する」とコメントした。

一方、田中氏は1990年生まれで、豊川高等学校から順天堂大学スポーツ健康科学部へ進学。大学4年次の第89回箱根駅伝(2013年)では8人抜きを達成し、4区区間賞を獲得した実績を持つ。

田中氏もまた、「新しい風を吹かせ、”真の強さのある選手”と”誰からも愛される順大”を目指し、精一杯努める」とコメントし、新たな挑戦への意気込みを示した。

順天堂大学陸上競技部(長距離ブロック)は、1952年に創部され、これまでに箱根駅伝で11回の総合優勝を達成している。2024年1月の第100回箱根駅伝では総合17位となり、3年ぶりにシード権獲得を逃したが、「下剋上」をスローガンに更なる高みを目指し、活動を開始している。今後の活動に対する期待は高まるばかりだ。