出雲市で初のあんこスイーツスタンプラリー開催へ
日本あんこ協会は、2024年9月7日から島根県出雲市で初開催される、16種のあんこスイーツを巡るスタンプラリーイベント「出雲あんこ旅 ~雲州平田編~」に監修協力する。このイベントは、出雲菓子協会と平田菓子同業組合が主催し、2024年11月8日まで開催される。
出雲市は「ぜんざい」発祥の地であり、古来より小豆には厄除け効果があると信じられてきた。また、出雲は我が国でも指折りの縁結びの地でもある。日本あんこ協会は、あんこを通じた地域振興を目指しており、出雲という土地に「あんこを通じた世界平和の実現」を実践的に推し進めるチャンスと可能性を感じている。
今回のスタンプラリーは、出雲市の中でも平田地区に限定して開催される。平田町は「雲州平田」と呼ばれ、出雲大社と松江の中間地点に位置し、江戸時代には木綿製品をはじめ、松江藩の物資の集散地として長く栄えた歴史がある。出雲大社と松江をつなぐ交易の要として、地域経済を支えてきた雲州平田で、新しく開発された限定のあんこスイーツも多数用意されている。
開催期間は、雲州平田で町の総力を結集した秋の一大街おこしイベント「雲州平田まちあそび」が執り行われる時期に合わせて設定された。街が絶好のコンディションを迎えるシーズンに、あんこを通じていつも以上の笑顔と元気を届けることができると期待されている。
スタンプラリーでは、16店舗それぞれであんこに関する豆知識を学習しながらスタンプを集め、全店舗制覇した参加者には「雲州平田あんバサダー」の称号が授与される。称号取得者には、あんこにまつわる基礎知識はもちろん、雲州平田エリアに特化したあんこ事情に精通していることを認める「雲州平田あんバサダー認定証」が贈られる。
日本あんこ協会は、2018年10月に設立され、あんこ普及振興を目的とした活動を行っている。協会理念に「あんこを通じて世界平和の実現」を掲げ、これまでにも各地のあんこイベントに監修協力・後援を行ってきた。会長のにしいあんこ氏は、これまでに1万種を超えるあんこを食したあんこ好きで、あんこレシピの開発やあんこに関する歴史、健康効果などの研究も行っている。