東京外大とガリツィア・ユダヤ博物館が2026年10月に特別展覧会を共同開催へ
東京外国語大学海外事情研究所とポーランドのガリツィア・ユダヤ博物館は、2026年10月3日から11月15日まで、東京外国語大学研究講義棟1階ガレリアにて展覧会「世界に何かを残したい――レーニャ・シュピゲルの日記の向こう側」を共同開催します。
本展は、第二次世界大戦期のポーランドで過酷な運命をたどり、1942年にナチス・ドイツによって殺害された少女レーニャ・シュピゲルの日記を通じて、当時の出来事の歴史的背景を明らかにする企画です。入場料は無料で、事前申し込みなしで来場できます。
展覧会の背景と見どころ
レーニャ・シュピゲルの日記(1924~1942年)は、1939年1月から1942年7月にかけてプシェミシルで執筆されました。第二次世界大戦期のポーランドにおけるユダヤ人の過酷な運命を綴った歴史史料であるとともに、一人の少女の個人的な記録から構成された文学作品でもあります。
展示では、1939年の緊張感の高まりや第二次世界大戦の勃発、ソ連およびドイツによるプシェミシルの占領、ユダヤ人コミュニティの大量殺戮へと至る歴史を背景に、レーニャの運命や、生き延びた母親と妹、日記を後世に伝えたジグムント・シュヴァルツェルの軌跡をたどります。日記に記された言葉を通じ、普遍的な価値を伝えると同時に人間の尊厳を脅かす存在に対するメッセージを投げかけます。
初日に館長講演と映画上映のオープニングイベントを開催
展覧会の初日となる2026年10月3日には、ポーランドからガリツィア・ユダヤ博物館のトマシュ・ストルク館長を招き、研究講義棟115教室でオープニングイベントが実施されます。
イベントではトマシュ・ストルク館長による基調講演「記憶の痕跡を越えて:現代からみるポーランドのユダヤ人社会」のほか、ガリツィア・ユダヤ博物館と教育芸術財団が共同制作したアニメーション映画『レーニャ・シュピゲルの日記』(2023年制作、30分間)の上映が行われます。映画にはホロコースト生存者である妹エリザベス・ベラックへのインタビュー抜粋なども含まれます。イベントは入場無料で定員はなく、事前登録が推奨されていますが当日入場も可能です。
展覧会およびオープニングイベントの概要
展覧会と関連イベントの開催情報は以下の通りです。
- 展覧会名称: ガリツィア・ユダヤ博物館展覧会「世界に何かを残したい――レーニャ・シュピゲルの日記の向こう側」
- 会期: 2026年10月3日(土)~11月15日(日)※初日10月3日(土)を除く土日祝日は休館
- 開館時間: 8:30~20:00
- 会場: 東京外国語大学 研究講義棟1階ガレリア(東京都府中市朝日町3-11-1)
- 入場料: 無料(事前申込不要)
- 共催: 東京外国語大学海外事情研究所、ガリツィア・ユダヤ博物館
- 後援: ポーランド広報文化センター
- 助成: ポーランド共和国文化・国家遺産省(文化振興基金を財源とする助成)
- 展覧会詳細URL: https://www.tufs.ac.jp/documents/event/2026/event_261003-1115_1.pdf
オープニングイベント概要
- 日時: 2026年10月3日(土)14:00~16:00(予定)
- 会場: 東京外国語大学 研究講義棟115教室
- 参加費: 無料
- イベント参加お申し込みフォーム: https://forms.gle/t66eXCwSd4UYh1n67
主催団体の概要
- ガリツィア・ユダヤ博物館(ポーランド・クラクフ): カジミェシ地区に位置し、ホロコーストの犠牲者を追悼するとともにユダヤ人の歴史と文化を紹介するために設立された施設です。展示や教育プログラムを通じて異文化間対話と歴史教育を推進しています。
- 東京外国語大学海外事情研究所: 世界各地の政治、経済、社会、文化に関する総合的な研究と発信を行い、学術交流や多文化共生の推進に取り組んでいます。
本記事は国立大学法人東京外国語大学の発表をもとに作成しました。
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