北野武監督最新作『Broken Rage』がベネチア国際映画祭に正式出品決定、Amazon Original映画

Amazon Original映画『Broken Rage(ブロークンレイジ)』が、第81回ベネチア国際映画祭の正式出品作品に選ばれた。日本の配信動画作品としては初の快挙となる。本作は、2025年にPrime Videoにて世界配信予定だ。

『Broken Rage』は、北野武が監督・脚本・主演を務める意欲作。「暴力映画におけるお笑い」をテーマに、前半は警察とヤクザの間で板ばさみになった殺し屋の生き残りをかけた奮闘を描くクライムアクション、後半は同じ物語をコメディタッチのセルフパロディとしてなぞる、独特の構成となっている。主人公の殺し屋・ねずみ役をビートたけしが演じる。

本作には、浅野忠信、大森南朋をはじめ、中村獅童、白竜、仁科貴、佳久創など北野組常連の面々に加え、劇団ひとり、長谷川雅紀(錦鯉)、馬場園梓、鈴木もぐら(空気階段)ら人気芸人が初参加。浅野と大森は、主人公を捜査協力させようとする刑事役を演じる。

北野武は、映画監督として35年以上のキャリアを持つ。その北野が今なお挑戦を続ける新たな試みとなる本作は、9月6日(現地時間)にベネチア国際映画祭で初上映される。世界的な映画の祭典への出品は、その作品性への期待の高さを示している。

Prime Videoは、Amazon MGMスタジオ製作のオリジナル作品を数多く配信している。ドラマ『沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~』や『僕の愛しい妖怪ガールフレンド』、映画『次元大介』、恋愛リアリティ番組『ラブ トランジット』などが人気を集めている。『Broken Rage』もその一つとして、2025年の配信開始が待ち遠しい。