Witchpot、AIツールGlimnote早期アクセス開始
2024年4月、株式会社Witchpotが生成AIを基盤としたゲーム・エンタメ制作者向けの世界観・設定制作AIツールGlimnoteのアーリーアクセスを開始する。Glimnoteは、エンタメコンテンツ制作の効率化を目指すAIツールで、世界観制作管理ボードや会話・セリフ生成などの機能を持つ。これにより、制作者はコンテキストに基づいたキャラクターの会話やシナリオを生成することが可能となる。
Glimnoteの特徴的な機能の一つ、世界観制作管理ボードは、世界観の設定情報をまとめることで、コンテンツの全体像把握と詳細情報の管理を容易にする。また、AIツールを用いて名前や設定のアイディア出しも可能である。さらに、会話・セリフ生成機能を利用すれば、キャラクターの性格や口調、場所やアイテムなどのコンテキストを持った状態で目的を持った会話を生成することができる。
また、Glimnoteでは、ボード上で選択するアイテムを切り替えることで、取り扱いたいシチュエーションやコンテキストを簡単に切り替えることが可能である。AIに伝えるコンテキストを選択式にしているため、会話だけでなくシナリオやストーリー制作などにも活用できる。
Glimnoteは日本語と英語に対応しており、アーリーアクセスはウェイトリストに登録した人から順次案内される。現在はベータ版として開発中で、今後は機能改善や新機能の追加が予定されている。
株式会社Witchpotは、Glimnoteを中心としたサービス展開を行っている。また、生成AIとゲーム開発を軸に情報発信やゲームジャムなどのイベントを運営し、コミュニティ作りを行っている。Glimnoteだけでなく、生成AIを活用したゲーム開発用サービスを複数開発しているとのことだ。