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北九州高専と九工大、中高生向け宇宙アントレプレナーシップ教育プログラムを開催

北九州工業高等専門学校は2026年8月22日、北九州市産業経済局との包括連携のもと、九州工業大学と共催で中学生・高校生を対象とした「宇宙アントレプレナーシップ(起業家精神)教育プログラム」を開催しました。参加した中高生は、小型衛星の運用数で実績を持つ九工大の知見に触れながら、人工衛星を開発する意義を考えて設計するワークショップに取り組みました。

第1部では北九州高専の久池井 茂教授が登壇し、最新のデジタル技術と宇宙開発の関係について講義を行いました。久池井教授の教え子である大学教授の言葉を借りた「宇宙は遠くない」というメッセージなどを通じて、あらゆる勉学が宇宙に関連することを伝えました。

第2部では、学術機関における小型衛星の運用数で8年連続世界1位を誇る九工大より、革新的宇宙利用実証センターでセンター長を務める北村 健太郎教授が登壇しました。実際の宇宙開発プロジェクトにおける重要なステップである「MDR(ミッション定義審査)」の模擬ワークショップが実施され、生徒たちはグループに分かれて宇宙へ人工衛星を打ち上げる目的について議論を重ねました。

MDRのプロセスを通じて課題解決と目的設定を実践

実務において重要とされる「何のためにその衛星を打ち上げるのか」という目的の定義を学ぶため、参加者は複数名のグループで宇宙ミッションのアイデアを創出し、その妥当性を検討しました。

ワークショップは以下のステップに沿って進行しました。

  1. 付箋に思いつくミッションを書く
  2. クラスタリング(特定の類似項を考える)
  3. 解決すべき課題を見つけ、ミッションステートメントを考える
  4. ミッションを達成するのに必要な要素をまとめる
  5. サクセスクライテリアを策定する

中高生による独創的なプレゼンテーションと専門家からの講評

各グループは「リアルタイム×ピンポイントの天候予測実現」「衛生パフォーマンスと災害抑制」「宇宙を使った体験型エンターテイメントを提供」といった地球規模の課題に対するミッションを考案し、スライドを用いてプレゼンテーションを行いました。

北村教授からは、人工衛星を選択する理由や予算面での実行可能性に関する指摘のほか、日常のグループ活動でも活用できる方法論であることなど、実践的なフィードバックが送られました。

宇宙分野のキャリアや起業意識を育む北九州の取り組み

北九州市は、九工大が小型衛星の運用数で8年連続世界1位を記録するなど宇宙産業の振興に注力している地域です。北九州高専は地域の強みを活かし、早い段階から中高生に宇宙を進学・研究・就職や起業の選択肢として意識してもらうためのキャリア教育を推進しています。参加者からは、目的を議論して決めるプロセスの面白さや、アイデアの実現に向けた意欲を示す声が寄せられました。

学校概要

北九州工業高等専門学校の概要は以下の通りです。

  • 学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 北九州工業高等専門学校
  • 所在地:福岡県北九州市小倉南区志井五丁目20番1号
  • 校長:片山 佳樹
  • 設立:1965年
  • 学校公式ウェブサイト:https://www.kct.ac.jp/
  • 事業内容:高等専門学校、高等教育機関

本記事は北九州工業高等専門学校の発表をもとに作成しました。

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