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YKK APの男性育休取得率が74.0%に上昇 管理職向け妊婦体験研修などを推進

YKK AP株式会社は、積水ハウス株式会社が主導する男性育休を考えるプロジェクト「IKUKYU.PJT」への賛同を継続し、育児休業を取得しやすい職場環境づくりを進めています。同社における2025年度の男性社員の育休取得率は74.0%となり、全国水準を上回る推移をみせています。2028年度に掲げる目標値の達成に向け、管理職向けの体験型研修や社内でのナレッジ共有といった施策を強化しています。

男性の育休取得率が74.0%に推移

YKK APの2025年度における男性社員の育休取得率は74.0%となり、2024年度の69.0%から上昇しました。これは厚生労働省「令和7年度雇用均等基本調査」(令和5年10月1日~令和6年9月30日に配偶者が出産した男性における育児休業等の取得率)による全国の男性育休取得率50.9%を上回る水準です。

同社では、社員アンケートを基にした育休取得希望者の比率として、2028年度の目標値を「75%以上」に設定しています。その達成に向けて、制度周知のみならず管理職の意識改革や現場の業務調整を進めています。

取得の不安解消へ「Mommy Tummy」研修や情報共有を導入

同社が実施した「2023年度仕事と育児の両立に関するアンケート」(N数9,505名)では、20~30代男性社員の約76~78%が「子どもが生まれたら育休を取得したい」と回答しました。一方で、取得をためらう理由として「担当業務への支障(33%)」や「周囲の負担増加(32%)」が上位となっています。

こうした不安を解消するため、2024年度から部長職などの管理職を対象に、東海大学の小坂崇之准教授が開発した妊婦体験システム「Mommy Tummy」を活用した研修を実施しています。このシステムは、温水で胎児の温度を再現し、46個のバルーンで胎動を再現する仕組みで、約2分間で臨月の大きさまでお腹が大きくなる様子を疑似体験できます。VR技術やセンサ、温熱・膨張バルーンを通じて身体的負担を実感させることで、職場での配慮や早期帰宅・育休取得を促す風土づくりを図っています。

あわせて、育休を取得した社員や受け入れたチームの体験談を社内報に掲載し、引き継ぎのコツなどの知見を全社で共有しています。

業務効率化と両立支援の推進

実際に2025年に計28日間を分割(①5日間②23日間)して取得した住宅・エクステリア統括本部 首都圏統括支社 千葉支社の男性社員は、育休を業務効率化の好機と捉えて不在時もフォローし合える体制を再構築したことで、トラブルなく復帰できたと振り返っています。

同社は「IKUKYU.PJT」をはじめとする取り組みと連携しながら、社員がライフイベントとキャリアを両立できる「社員幸福経営」を引き続き推進するとしています。

本記事はYKK AP株式会社の発表をもとに作成しています。

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