楠橋紋織、PVA不使用の新タオルブランドKUSU | the sea立ち上げへ
愛媛県今治市で創業95年を迎えるタオルメーカーの楠橋紋織株式会社は、製造過程で水溶性プラスチック(PVA:ポリビニルアルコール)を使用しない新タオルブランド「KUSU | the sea」を立ち上げると発表した。
2026年9月25日より東京ビッグサイトで開催される「GOOD LIFE フェア 2026」において、製品化前の最終プロトタイプセットを数量限定で初公開し先行販売する。あわせて、遠州織物「HUIS」代表・松下昌樹氏との特別対談イベントも予定されている。
看板商品を手放しPVAフリーへ舵を切る
楠橋紋織は人と自然が互いに育みあう「里海」をものづくりの理念に掲げている。同社において自社ブランド売上の31%を占めていた看板商品の無撚糸タオル「わた媛」は、重さ62gのフェイスタオル1枚の製造工程で29gの水溶性プラスチック(PVA)を熱湯で溶かし、工場の排水へと流していた。

PVAは一般に生分解性とされるものの、自然界での分解には特化された特定の分解菌や長期の滞留時間、15℃以上の水温などの過酷な条件が必要とされ、環境中への残留リスクが指摘されている。同社は創業95周年の節目に看板製品の廃盤を決断し、PVAに頼らないものづくりへの転換を決意したとしている。
20年の研究で確立した独自技術「ピュアロールコットン」
PVAに頼らず織機の強い張力に耐え、柔らかさを生み出すため、同社は20年前から「カバーリング技術」の研究を重ねてきた。その結果、細く紡いだ綿糸で綿の束を包み込んで織り上げる独自の糸「ピュアロールコットン」を確立した。
製品化に先駆け、適度なコシとやわらかさを兼ね備えた「standard(スタンダード)」(製品化予定価格:税込 1,980円)と、素朴なやわらかさを追求した「soft(ソフト)」(製品化予定価格:税込 2,420円)の2種類のプロトタイプを展開する。

2026年9月25日から9月27日に東京ビッグサイトで開催される「GOOD LIFE フェア 2026」のブース(出展ブース:2D-72)にて、プロトタイプ先行モニター販売が実施される。
- セット内容: フェイスタオル 2枚組(standard × 1、soft × 1)
- 通常製品化予定価格合計: 4,400円(税込)
- 展示会モニター特別価格: 3,000円(税込)
- 販売数: 数量限定300セット
- 参加方法: 会場で購入後、数回使用した上で公式LINEより使用感アンケートに回答
会期初日の2026年9月25日には、「みらいステージ」において遠州織物「HUIS」代表の松下昌樹氏と同社代表による特別対談が行われ、繊維産業の課題や産地の現状、PVAフリーへの挑戦について語られる予定となっている。
楠橋紋織株式会社の概要
- 会社名: 楠橋紋織株式会社
- 所在地: 〒794-0083 愛媛県今治市宅間甲319
- 代表者: 代表取締役 楠橋 功
- 創業: 1931年(昭和6年)
- 事業内容: タオル製品・寝装品・繊維製品の製造および販売
- ブランド公式サイト: https://www.kusubashi.jp
- 公式note: https://note.com/kusu1931
- 公式Instagram: https://www.instagram.com/kusubashi_towel/
本記事は楠橋紋織株式会社の発表をもとに作成されています。
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