落合陽一教授の授業成果展『差動回展』開催

デジタルハリウッド大学(DHU)は、落合陽一客員教授による「メディアアート」授業の成果発表展示会『差動回展(さどうかいてん)』を2024年8月27日から31日まで開催する。この展示会では、わずか2週間でメディアアートを学んだ20名の学生たちが企画から制作した作品が展示される。

「差動回展」というタイトルは、「差動回転」の考え方から生まれた。内なる平静、哲学、アナログとデジタル、持続性と叡智が互いに影響し合いながら独自のリズムと変化を生み出す展示会となっている。異なる要素が交わることで、新たな視点や発見を得られる体験を提供する。

会場はデジタルハリウッド大学・駿河台キャンパスで、入場無料だが予約が必要となる。昨年の展示会では、「40年後の自分と対峙する」がテーマの「刻限界のゆらぎ」という作品が展示された。この作品は、自分の顔を撮影するとAIによって生成された40年後の自分が目の前の暖簾に現れるというものだ。

落合陽一客員教授は、メディアアーティストとして活動しており、筑波大学准教授や2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)テーマ事業プロデューサーも務めている。近年の展示として「おさなごころを、きみに」東京都現代美術館, 2020、「Ars Electronica」オーストリア, 2021、「晴れときどきライカ」ライカギャラリー東京・京都, 2023、「ヌルの共鳴:計算機自然における空性の相互接続」山梨・光の美術館, 2023など多数ある。

デジタルハリウッド大学は、2005年4月に文部科学省認可の株式会社立の大学として東京・秋葉原に開学し、現在は東京・御茶ノ水に所在地を移している。デジタルコミュニケーション学部(4年制大学)とデジタルコンテンツ研究科(専門職大学院)を設置しており、デジタルコンテンツと企画・コミュニケーションを学ぶことができる。世界43か国・地域出身の学生が在籍し、多様性に富むキャンパスを運営している。