新サービス「AIRVISA」で、ビザ申請をオンライン化
株式会社AIRVISAは、ビザ申請オンラインサービス「AIRVISA」の提供を開始した。従来のビザ申請時に発生していた書類作成や窓口での手続きをなくし、申請準備から新しい在留カードを受け取りまでにかかる時間と手間を削減する。入力時のガイド機能や専門家のレビューを通じ、正確な申請の後押しとビザ申請時の不安を解消するという。
日本在住の外国籍の方の92%が、ビザ(在留資格)申請に課題を抱えている。必要書類の準備や出入国在留管理庁窓口への訪問に時間や費用を要すること、待ち時間の長さ、個人での申請に伴う不安などが挙げられる。「AIRVISA」の開発時に実施したアンケートによると、9割を超える方が窓口でのビザ申請にストレスを感じていることが明らかになった。
「AIRVISA」は、場所や時間を選ばずにビザ(在留資格)申請ができるオンラインサービスだ。申請に必要な紙書類の用意や出入国在留管理庁窓口への訪問が不要になり、新しい在留カードの受け取りも自宅にいながらできる。また、ビザ申請に関する質問を受け付けるチャットサポートの機能や、AIRVISAが提携する専門家によるレビューの機能を備えているため、正確な申請書の作成を後押しするだけでなく、申請にまつわる不安を軽減する。
29種類ある在留資格のうち、まずは、「技術・人文知識・国際業務」の「在留期間更新許可申請」の手続きに対応する。その他の在留資格や手続きについても順次リリース予定とのことだ。
「AIRVISA」の開発のきっかけは、元スーダン国籍の同社代表が自身の留学の更新申請手続きや技術・人文知識・国際業務への変更申請、更新申請手続きの際に感じた不便さにある。すでに同社が提供している法人向けビザ管理クラウドソフト「AIRVISA for Business」を通じてヒアリングできた人事・労務担当者の課題感や、日本に住む外国籍の方へのインタビューを通じて、サービスの提供を開始した。
株式会社AIRVISAは、「AIRVISA」の提供をひとつの契機に、ビザ(在留資格)申請の課題解決をはじめとした、外国籍の方がより快適に日本で暮らしていける社会の実現を目指すとしている。