新卒入社先で定年まで勤めない大学生は8割超 dodaがキャリア調査
パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda」は、就活中の大学生と若手社会人の合計812人を対象に実施した「大学生・若手社会人の『就活・はたらく』に関する調査」の結果を発表した。新卒入社の会社で「定年まで勤めることを前提としていない」割合は大学生で8割超、若手社会人で9割超に達した。就活時の意思決定基準や相談相手、キャリアへの不安の内容について、大学生と若手社会人の間で意識の違いが見られる結果となっている。
ファーストキャリアではたらく想定期間について、大学生は「5年以上(定年までを除く)」が最多となり、若手社会人は「3~5年」が最多となった。想定期間が3年未満だった若手社会人の割合は大学生の約2.2倍となっている。「定年まで勤める」と回答したのは大学生が15.3%、若手社会人は6.3%にとどまり、大学生の8割超、若手社会人の9割超が定年まで勤めることを前提としていない実態が明らかになった。また、「合わないと感じたらすぐにでも転職活動を始める」とした大学生の割合は若手社会人を6.9pt上回った。
一方で、若手社会人の約4割は実際にはたらいた期間が「想定より長い(長くなる予定)」と回答した。理由としては「職場の人間関係や環境が良かった」「自身に合う職場や業務内容だから」といった満足度の高さが挙がっている。「想定より短くなった(なる予定)」と回答した若手社会人は約3割で、入社前のイメージとのギャップや転職によるキャリアアップなどを理由に挙げている。


意思決定の重視点と将来のキャリアへの不安


ファーストキャリアの最終的な意思決定で重視する点として、大学生の1位は「ワークバランス」で全体の3割を超え、若手社会人の就活当時と比べて6.5pt高かった。若手社会人の1位は「給与・年収水準」(26.0%)で、「勤務地・転勤有無」(25.3%)や「労働時間・はたらきやすさ」(25.3%)と僅差で並んだ。


将来のキャリアに対する不安では、大学生は「ワークライフバランス(プライベートとの両立)」が最多となった。若手社会人は就活時に「給与・年収」を最も不安視していたものの、社会人になってからは「このまま今の仕事を続けてよいかわからない」が最多で全体の3割を占めた。社会人経験を経て、不安の内容が待遇面から将来の方向性へと変化している傾向が示された。


相談相手の多様化と活躍に重要とされる要素


ファーストキャリアの相談相手やツールは、大学生・若手社会人ともに1位が「友人」となった。大学生では2位に「生成AI」が入り、若手社会人を12.9pt上回ったほか、「大学キャリアセンター」(6.8pt差)や「大学の教授、指導教員」(5.1pt差)の利用率も若手社会人を上回った。対して若手社会人は就活時に「OB・OG訪問先の社員」(11.4pt差)や「インターン先社員」(4.4pt差)を大学生より多く活用していた。
社会人として活躍するために重要だと思う項目については、大学生・若手社会人ともに「コミュニケーション力」が1位となった。大学生の3位には「学び続ける力」が入った一方、若手社会人は「職種とのマッチ度」が4位に入り、大学生を3.2pt上回った。
調査概要
- 調査名称:大学生・若手社会人の「就活・はたらく」に関する調査
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2026年7月24日(金)~29日(水)
- 対象:大学3、4年生、若手社会人 合計812人
- 内訳:就活中で生成AIを活用している大学生(大学3,4年生、修士1,2年生)412サンプル、従業員数50人以上の企業に在籍し仕事で生成AIを活用している若手社会人(社会人歴1~3年/2024年~2026年入社)400サンプル
本記事はパーソルキャリア株式会社の発表をもとに作成。
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