水沢鋳物工業協同組合、体験型企画てつびんクエストを岩手県奥州市などで開催へ
岩手県奥州市の水沢鋳物工業協同組合は、平安時代末期から続く「奥州南部鉄器」の魅力を体験する全5回のプログラム「てつびんクエスト」を開催します。開催期間は2026年10月から2027年2月までを予定しています。参加者は工場見学や鋳物づくりの体験、職人との交流を通じて、ものづくりの現場に触れることができます。
奥州南部鉄器の現場を巡る5つの体験プログラム
本企画は、奥州市水沢を中心とした南部鉄器に関わる工場や事業者を訪問し、各会場で用意されたミッションに挑戦する体験型プログラムです。身体を動かして職人の仕事を間近で見学し、地域の人々と交流しながら奥州南部鉄器を学ぶ内容となっています。各回の内容は以下の通りです。
- これぞ筋肉のバランス技!工業部品35kgを、全身を使って持ち上げろ!
日時:10月12日(月・祝)10:30~12:00 会場:有限会社 筑摩水沢
- 平安時代からつくられる南部鉄器。その原点である砂型に迫れ!
日時:11月1日(日)10:00~12:00 会場:奈の花、鉄瓶 遊山
- もうお茶だけじゃない。多様なシーンで楽しめる急須の魅力を探れ!
日時:12月18日(金)9:30~11:00 会場:有限会社 及春
- それぞれの技がひとつにつながる!仲間と共に機械と呼吸を合わせろ!
日時:1月22日(金)10:00~12:00 会場:岩手鋳機工業 株式会社
- 1500度の真っ赤な鉄と対峙する、勇敢な職人たちの背中を追え!
日時:2月12日(金)10:00~12:00 会場:及源鋳造 株式会社
盛岡と奥州にルーツを持つ南部鉄器の歴史

岩手を代表する伝統工芸品である南部鉄器には、盛岡と奥州という2つの産地が存在します。奥州の鋳物は平安時代末期に藤原清衡が近江国から鋳物師を招き、現在の奥州市江刺地域にあった豊田館で鋳造が始まったと伝えられています。その後、水沢地域へと広がり、鍋や釜など日用品を中心に発展しました。
一方の盛岡では、江戸時代に南部藩が茶の湯釜を作らせたことを起源としています。異なる歴史を持つ2つの産地は、1959年に「南部鉄器」という名称のもとに統一されました。今回の企画では、奥州に根付いてきた鋳物の歴史と技術を受け継ぐ職人にスポットを当てています。
主催する水沢鋳物工業協同組合の戸田 努事務局長は、企画を通じて参加者に工場や職人の仕事を身近に感じてもらい、奥州のものづくりの面白さを知ってもらいたいとしています。
東京でのスピンオフ企画も実施予定
奥州市内でのプログラムに加え、2027年1月14日(木)には「出張クエスト in 東京」として、東京・赤坂の東北カフェ&ダイニング トレジオンポートでスピンオフ企画が開催されます。南部鉄器と一般的なフライパンで焼いた前沢牛などの食べ比べを行い、奥州南部鉄器の特徴を体験できるほか、関係者との交流も予定されています。
開催概要
- 名称:てつびんクエスト
- 主催:水沢鋳物工業協同組合(所在地:岩手県奥州市、理事長:及川貢基)
- 運営:一般社団法人marebito(担当:太田和美、MAIL:marebito2026@gmail.com)
- 開催期間:2026年10月~2027年2月
- 会場:岩手県奥州市内各鋳物工場ほか
- 参加費:無料(東京開催を除く)
- 定員:各ミッションによって異なる
- 申込方法:事前申込制・先着順

本記事は水沢鋳物工業協同組合の発表をもとに作成しています。
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