Cornelis、新アーキテクチャ発表と2億500万ドルの資金調達を発表
高性能ネットワーキング・ソリューションを提供するCornelis Networksは、スケールアップおよびスケールアウト・ネットワーキングに対応したオープン・アーキテクチャ「Active Compute Fabric™」を発表しました。このアーキテクチャにより同社はスケールアップ・ネットワーキング市場へ参入します。

あわせて同社は、事業拡大や次世代製品の市場投入を支援するため、2億500万ドルの資金調達を実施したことも発表しました。
Active Compute Fabricは、ロスレス・トランスポート、ファブリック内アクセラレーション、プログラマブル・コンピューティングを組み合わせたアーキテクチャです。ネットワークがシステム内を移動するデータそのものを処理し、変化するワークロードに適応するとともに、コレクティブ通信処理をオフロードします。
本来GPUの処理を停止させてしまうような処理をファブリック内で実行できるため、アクセラレータの稼働率向上が期待されます。Cornelisが公開データを基に実施した10万GPU規模のシステムのモデル分析によると、GPU稼働時間のおよそ半分がデータ待ちに費やされており、これは年間約16億8,000万ドル相当の未活用キャパシティと、500GWhの電力消費に相当すると試算されています(※1)。
なお、Active Compute Fabricは、スケールアップ向けのUALinkおよびESUN、スケールアウト向けのUltra Ethernet仕様など、オープンな業界標準を採用しています。
(※1)次世代ロードマップに関する性能数値は、量産前のシミュレーションおよびモデリングに基づくCornelisの予測値であり、実際の結果は異なる場合があります。Cornelisによる試算は、GPU 1時間あたり4.00ドル、年間稼働時間8,400時間、GPUの非生産時間約50%という条件の10万GPU規模のシステムをモデル化したものです。一般家庭の電力消費量との比較には、米国エネルギー情報局(U.S. Energy Information Administration)が示す、1世帯あたり年間約10,500kWhという平均住宅用電力消費量を使用しています。
Qualcomm Technologiesとの連携
CornelisとQualcomm Technologies, Inc.は、データを転送するだけの受動的なファブリックではアクセラレータの能力を十分に活用できず、推論処理の経済性に影響を与えるという共通の課題認識を持っています。
Qualcomm Technologies, Inc.のEVP兼GM, Data CenterであるTony Pialis氏は、AIシステムの規模拡大に伴いラック内での効率的なデータ移動の重要性を指摘しています。同氏は、9月15日(米国東部時間)に開催されるAI Infra SummitのCornelisのCEOであるLisa Spelman氏の基調講演に登壇し、効率的なAIインフラにおけるネットワーキングの役割について見解を共有します。
2億500万ドルの資金調達と今後の製品展開
Cornelisが調達した2億500万ドルの資金は、生産体制の拡大、顧客とのパートナーシップ強化、および市場展開計画の加速に活用されます。
製品展開において、CN5000は現在量産出荷中であり、CN6000は2026年第4四半期に予定されている提供拡大に先立ち、現在顧客向けサンプル提供が行われています。AI Infra Summitのブース番号830ではCN6000のデモンストレーションおよび次世代製品ポートフォリオの先行公開が予定されています。
本記事はCornelis Networksの発表をもとに作成されました。
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