カセットテープの祭典「Cassette Week 2024」、10月第3週に開催決定

2013年にロンドンで発足した「Cassette Store Day」は、音楽メディアとしてのカセットテープの有用性を共有するためのイベントだ。欧米やアジアへも波及し、グローバル規模の年次イベントに成長している。日本では2016年より公式開催となり、2022年からはアメリカの後継イベント「Cassette Week」とコラボレーションし「Cassette Week Japan(Cassette Store Day)」として継続している。

2024年の「Cassette Week」は10月14日(月祝)から20日(日)の1週間にわたって開催される。初日の10月14日(月祝)が「Cassette Store Day」となる。期間中は参加レコード店舗や賛同ストア、ライブ会場などで限定商品の発売や各種イベントが行われる予定だ。

近年、レコード・ブームが定着する中で、次なるアナログ・メディアとしてカセットテープが注目を集めている。イギリスでは年々カセットテープの販売数が増加し、2022年には過去20年間で最多を記録した。アメリカでは過去7年で約6倍の増加を記録し、日本でも1999年以来初めて生産数が増加に転じるなど、着実にファンを増やしているという。

カセットテープ製作のワンストップサービスを提供するCassette Expressは、音楽メディア/カルチャーとしてのカセットの普及・振興を目的に「Cassette Week Japan(Cassette Store Day)」を運営しており、多くの人にカセットというフォーマットの魅力を存分に楽しんでもらうことを目指している。

カセットテープは、手軽に音楽を録音・再生できるメディアとして長年親しまれてきた。デジタル化が進む中でも、温かみのあるアナログサウンドや、手に取って楽しめる物理的な存在感が魅力だ。「Cassette Week 2024」を通じて、カセットテープの新たな可能性が広がることが期待される。