明治神宮ミュージアムで外苑創建100年の特別展 巨大壁画6点を順次公開へ
明治神宮外苑が大正15年(1926)の創建から令和8年(2026)10月に100年を迎える節目にあたり、明治神宮ミュージアムで特別展が開催されます。会期は令和8年(2026)9月26日(土)から12月6日(日)までで、明治の壁画の揮毫者たちに焦点を当て、その画業と志を3期にわたり紹介します。
保存修理工事のため令和9年まで休館している聖徳記念絵画館から、実物の巨大壁画を通期で6点、各期2点ずつ入れ替えて明治神宮ミュージアムに運び、画家のゆかりの作品とともに展示します。









3期にわたる展示構成と出展作品
本展覧会は前期・中期・後期の3期構成で実施され、各期でテーマと展示作品が入れ替わります。

- 前期(9月26日(土)~10月11日(日)):テーマ「歴史画のパトロネージュ~明治の画業を支えた人々~」
主な展示作品として、菅楯彦《社人迎春》(東京国立近代美術館蔵)、松林桂月《富士に桜》(明治神宮蔵)、松岡映丘《明治天皇御尊影》(明治神宮蔵)、岡田三郎助《五葉蔦》(泉屋博古館東京蔵)などが並びます。
- 中期(10月17日(土)~11月8日(日)):テーマ「生誕150年の画家たち~展覧会を彩った名品とともに~」
川﨑小虎《こだま》(東京国立近代美術館蔵)、中村不折/画・高浜虚子/句筆《道芝や》(東京国立博物館蔵)、山本森之助《曲浦》(東京国立近代美術館蔵)などが展示されます。
- 後期(11月14日(土)~12月6日(日)):テーマ「海を渡った洋画家たちが見た明治~その画業と交友と~」
和田英作《思郷》(東京藝術大学蔵)、南薫造《少女(半成)》(東京藝術大学蔵)、山下新太郎《読書の後》(泉屋博古館東京蔵)などが公開されます。
明治神宮ミュージアムロビーの特設コーナーでは、外苑の誕生から現在までの歩みを紹介するパネル展「明治神宮外苑の100年」や、壁画揮毫者にゆかりある博物館・美術館のポスターや図録などが閲覧できるレファレンスコーナーも設置されます。また、外苑奉献や壁画制作に関する資料展示も行われます。
専門家を招いた連続レクチャーや体験企画
会期中には、画家にゆかりのある地域の美術館や博物館から学芸員らを招く連続レクチャー(各回定員50名・抽選、参加費各回1,000円・入館料込、13:00~15:30、終了後に館内見学時間あり)が開催されます。
- 第1回(10月8日(木)):福井県立美術館主任の佐々木美帆氏が《王政復古》を描いた島田墨仙を、さくら市ミュージアム-荒井寛方記念館-館長の大木礼子氏が《富岡製糸場行啓》を描いた荒井寛方を語ります。
- 第2回(10月29日(木)):茨城県近代美術館企画課長の中田智則氏が《徳川邸行幸》を描いた木村武山を、秋田公立美術大学美術教育センター准教授の奥間政作氏が《岩倉邸行幸》を描いた北蓮蔵を解説します。
- 第3回(11月19日(木)):目黒区美術館学芸係長の山田真規子氏が壁画を描いた画家たちの留学と交友について、皇居三の丸尚蔵館主任研究員の田中純一朗氏が宮内省買上品・献上品に見る壁画揮毫者たちの画業について話します。
さらに、関連ワークショップとして以下の企画も予定されています。
- 9月26日(土)・27日(日):シルクキュレーターの林久美子氏による「繭からの糸繰り実演と体験」(明治神宮ミュージアム1Fロビー、13:00~15:00、申込不要)
- 9月27日(日):一般財団法人 大日本蚕糸会共催、富岡製糸場世界遺産伝道師協会協力による「繭クラフトから糸繰りまで五感で楽しむ養蚕文化」(明治神宮参集殿、11:00~16:00、申込不要・一部整理券配布)
- 11月7日(土):笠間観光協会主催、笠間市共催、明治神宮・笠間稲荷神社協力の日帰りバスツアー「巨匠・木村武山の世界へ 笠間×明治神宮の旅」
アクチュアル株式会社の開発・協力のもと、聖徳記念絵画館の80点の壁画とその揮毫者の情報を公開する「ウェブ絵画館ベータ版」が一般公開されます。ゆかりの美術館や博物館、歴史事物関連団体と連携し、情報の共有・発信や共同調査・学際研究への展開を目指すとしています。
会場および関連施設の概要は以下の通りです。
明治神宮ミュージアム
- 所在地:東京都渋谷区代々木神園町1-1
- 開館時間:10:00~16:30(16:00最終入館)
- 休館日:毎週木曜日(祝日の場合は開館、展示替期間も休館)
- 電話番号:03-3379-5875
- 公式サイト:https://www.meijijingu.or.jp/museum/
- 展覧会情報:https://www.meijijingu.or.jp/museum/news/?id=1783932361-415776
聖徳記念絵画館(建物改修工事につき令和9年(2027)まで休館中)
- 所在地:東京都新宿区霞ヶ丘町1番1号
- 電話番号:03-3401-5179
- 公式サイト:https://www.meijijingugaien.jp/art-culture/seitoku-gallery/
本記事は明治神宮の発表をもとに作成しています。
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