岡山大学参画のPSIがJST追加支援に採択 瀬戸内地域の人材育成推進へ
国立大学法人岡山大学が参画するPeace & Science Innovation Ecosystem(PSI)が、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の大学発新産業創出プログラム(START)「大学・エコシステム推進型 スタートアップ・エコシステム形成支援」における「NEXTグローバル拠点都市の取組に資する追加支援」に採択された。同件は2026年9月4日に公表されている。
本追加支援は、内閣府が選定する「第2期スタートアップ・エコシステム拠点都市」のうち、「NEXTグローバル拠点都市」における取り組みを加速することを目的とし、自治体との連携の中で新たに必要となったアントレプレナーシップ人材育成プログラムの開発・運営などを支援する。

広域連携による人材育成と支援基盤の構築
岡山大学と岡山理科大学が参画する「岡山イノベーションコンソーシアム」と、愛媛大学が参画する愛媛県の「愛媛グローカル・フロンティア(EGF)コンソーシアム」は、広域連携の枠組みである「瀬戸内スタートアップコンソーシアム」を構成している。同コンソーシアムは、瀬戸内地域を巨大な実証フィールドと位置づけ、自治体、大学、企業、金融機関、支援機関などの連携により持続的なイノベーションと新産業創出を目指す枠組みで、内閣府の「NEXTグローバル拠点都市」に選定されている。
今回の追加支援では、同コンソーシアムの取り組みの一環として、岡山大学、岡山理科大学、愛媛大学が連携してスタートアップ創出につながる人材育成プログラムを実施する。また、PSIが有する大学間の教育・研究・スタートアップ支援基盤と、自治体や地域企業、金融機関、支援機関などが持つ地域ネットワークを接続し、大学や県域を越えた人材育成から事業化までの支援基盤構築を進めるとしている。
各大学が展開する実践的な育成プログラム
岡山大学では、岡山市などと連携し、アトツギベンチャーやソーシャルビジネスなどを題材とした実践的なアントレプレナーシップ教育を展開する。取り組みの一環として、学生・大学院生・若手社会人などを対象に、研究シーズや地域企業の経営資源を題材として顧客ヒアリング、課題発見、仮説検証、PoC(概念実証)の検討などを実践する「岡山大学アントレプレナーブートキャンプ」を実施するほか、地域エコシステムとの接続に資する取り組みも順次進める方針だ。
岡山理科大学においては、ももたろうスタートアップカフェ(ももスタ)を活動拠点とした実践的なアントレプレナーシップ教育プログラムを実施する。愛媛大学では、地域課題や愛媛地域の産業と関連する「YURUGAS実践フェーズ人材育成プログラム」を展開する。



成果の事業化に向けた交流機会の創出
各プログラムの成果を次の学修機会や事業化などにつなげるため、岡山市内および松山市内でDemo DayやConnection Dayが開催される予定だ。これにより、大学、自治体、地域企業、金融機関、支援機関などの交流や連携を促進する。
岡山大学は今後、岡山理科大学や愛媛大学をはじめとする関係機関との連携を強化し、大学・県域を越えて人材育成から事業化までを一貫して支援する持続可能な瀬戸内型スタートアップ・エコシステムの形成を目指すとしている。
本記事は国立大学法人岡山大学の発表をもとに作成



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