認定NPO法人SETがJICA海外協力隊の実習生3名を受け入れ
岩手県陸前高田市で活動する認定NPO法人SETは、JICA海外協力隊「グローカルプログラム」(派遣前型)の実習生3名を受け入れました。同プログラムの受け入れは今回で4回目となり、実習生は2026年6月15日から8月28日まで地域の現場に入りました。
グローカルプログラム(派遣前型)は、海外青年協力隊の派遣前の約2か月半を国内の地域づくりの現場でOJTとして活動する制度です。地域課題への理解とともに、途上国での活動に求められるコミュニケーション能力やPDCAサイクルの実践を積む機会として設けられています。
受入前に実施した3回の研修で地域理解を深化
SETは実習生の受け入れにあたり、まちづくりのノウハウを学ぶ研修を3回実施しました。「人口が減るからこそ豊かになるひとづくり・まちづくり」「関係人口の概論と創出」をテーマとした講義と、コミュニケーション研修を組み合わせ、実習生が地域の文脈を把握したうえで現場に入る体制を整えました。

修学旅行民泊や多文化共生など約2か月半の実践
実践活動の柱は、修学旅行民泊事業、多文化共生、コミュニティカフェ「彩葉」の運営参画の3つです。
民泊の取り組みでは受入家庭をのべ100軒以上訪問し、受け入れができる家庭の拡大に貢献しました。
多文化共生の分野では、デンマークのフォルケホイスコーレ留学生9名の約2か月の地域滞在をコーディネートし、地域住民との交流機会を創出しました。毎週参加した日本語教室では「日本語サポーターが学習者の母国語を学ぶ」という役割逆転の取り組みを発案したほか、コミュニティカフェ「彩葉」では31名が参加した多文化交流イベントを開催しました。地域の子ども向け英語教室も計3回・のべ21名を対象に実施しています。また、うごく七夕・下矢作灯籠七夕祭りには山車づくりから担い手として参画しました。
活動報告会を実施し今後も受け入れを継続
活動期間中には、7月23日に中間活動報告会、8月25日に最終活動報告会を地域関係者とともに開催し、活動の振り返りと成果の共有を行いました。
東ティモールへの派遣を予定する実習生は「SETさんは交流の場が多く、代表や理事との距離が近い。陸前高田に来る前に働いていた時よりも学びの時間が濃く、有意義なものになっていると感じました」と振り返っています。
SETは今後も、地域と海外をつなぐ人材育成の場としてグローカルプログラムの受け入れを継続していくとしています。
認定特定非営利活動法人SETの概要
- 所在地:岩手県陸前高田市広田町字山田52-6
- 理事長:三井俊介
- 設立:2011年3月12日(法人化:2013年6月18日、認定取得:2025年10月16日)
- 公式サイト:https://www.nposet.org
本記事は認定特定非営利活動法人SETの発表をもとに作成しました。
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