『ギャルとおっさん』発売、人気YouTubeチャンネルが原作の世代超えた痛快お仕事小説

株式会社飛鳥新社は2024年7月23日、人気YouTubeチャンネル『漫画エンジェルネコオカ』の動画を原作としたライトノベル『ギャルとおっさん』を発売した。

『漫画エンジェルネコオカ』は、登録者数73万人を誇る人気チャンネルで、『義妹生活』や『クラスの大嫌いな女子と結婚することになった。』などのヒット作を生み出している。原作となった動画『戦力外通告されたベテラン社員。新人の無気力ギャルと組んだら1位に返り咲き。』は、再生回数がシリーズ累計で100万回を超える人気作だ。

本書は、令和のギャルと昭和のおっさんという凸凹コンビが不動産会社で奮闘する痛快なお仕事ドラマ。原作動画をベースに、Z世代と昭和世代のジェネレーションギャップを笑いに昇華させるなど大幅に加筆し、より楽しめる作品に仕上げられている。

主人公は、タメ口で上司を「おっさん」と呼ぶZ世代のギャル・若井光莉(19歳)と、彼女の教育係を任された昭和世代のおっさん・押江孝彦(49歳)。二人は売れ残り物件を扱う「再販売促進室」の立ち上げを命じられるが、上層部からの圧力で最大のピンチに陥る。

巻頭には、物語の世界観を理解しやすくする16ページのマンガを収録。『東京藝大ものがたり』のあららぎ菜名が担当した。カバーイラストは人気絵師のはまふぐが手がけている。

著者のおかざき登は、『二人で始める世界征服』で第4回MF文庫Jライトノベル新人賞審査員特別賞を受賞し作家デビュー。『都市伝説系彼女。』や『この部室は帰宅しない部が占拠しました。』などの作品がある。

本書は四六判で322ページ。定価は本体1273円+税。職場の人間関係に悩む全ての働く人に贈る、ストレス解消小説として注目を集めそうだ。