「DX時代の観光と社会」近代科学社から発行
株式会社近代科学社は、2024年3月29日に、デジタル出版レーベル「近代科学社Digital」から『DX時代の観光と社会』を発行した。本書は、デジタルトランスフォーメーション(DX)を導入した観光戦略について詳しく解説している。
近年、観光産業における生産性向上とグローバルな戦略導入が強く求められている。その中で、「観光DX」という言葉が多用されるようになった。本書では、観光と社会システムの連動、高齢者観光のプロモーション、地域戦略の導出、口コミの数量的解析など、観光産業における労働生産性向上に関連するDXについて詳しく解説している。
著者は、北陸学院大学社会学部社会学科の教授である沢田史子氏、独立行政法人国立高等専門学校機構福井工業高等専門学校電子情報工学科の教授である小越咲子氏、長岡大学経済経営学部経済経営学科の教授である伴浩美氏、そしてNPO法人日本海国際交流センターの副理事長である大薮多可志氏の4名である。
本書は、観光産業のデジタルトランスフォーメーションについて理解を深めたい読者にとって、非常に価値ある情報を提供している。観光産業が海外と伍していくためには、10年後を見据えた一歩先んじた観光戦略が必要である。そのためには、本書のような情報が必要不可欠である。
近代科学社は、数学・数理科学・情報科学・情報工学を基軸とする学術専門書や、理工学系の大学向け教科書等、理工学専門分野を広くカバーする出版事業を展開している。また、主要学会・協会や著名研究機関と連携し、世界標準となる学問レベルを追求している。