葛飾区の新観光拠点、投票の結果『こち亀記念館』に決定

葛飾区は、2024年7月17日に亀有地域観光拠点施設の正式名称を『こち亀記念館』に決定したと発表した。この施設は、令和7年3月のオープンを目標に整備が進められている。

正式名称の決定には、地元意見を反映した4つの候補から人気投票が行われた。投票は令和6年1月1日から1月31日までの期間に実施され、1,200件を超える投票総数の半数を『こち亀記念館』が占める結果となった。

こち亀記念館は、葛飾区亀有三丁目32番17号に位置し、鉄筋コンクリート+鉄骨造の5階建て、延床面積540.60㎡の施設となる。開館時間は午前10時から午後6時まで、休館日は毎月第3火曜日。入館料は、高校生以上が500円(区民以外は700円)、中学生以下が100円(区民以外は300円)、未就学児は無料となっている。

施設のコンセプトは、漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(通称:こち亀)の世界観を体験できるものになっている。1階部分が派出所となっており、その上に主人公の両津勘吉が自分の記念館を作ってしまったという設定だ。それに気づいた大原部長が激怒し、館外へ逃げ出した両津の痕跡を来館者が追いかけ、亀有の街に誘われる仕掛けになっているという。

また、こち亀記念館の公式Instagramも開設された。オープンまでの進捗や今後のイベント情報、亀有のおすすめ情報などを発信していくとのことだ。

今後のスケジュールとしては、令和6年11月に建物竣工と展示物設置が開始され、令和7年3月に施設が開館する予定となっている。