Dellows News

キープ・スマイリング、遠方入院する子どもの家族への交通費支援を拡大

認定NPO法人キープ・スマイリングは、遠方の医療機関で治療を受ける子どもとその家族の移動にかかる経済的負担を軽減する「家族をつなぐ交通費支援事業」について、2026年9月1日より対象を拡大しました。従来の心臓・腎臓移植に加え、臓器移植全般の手術等のために長期入院・検査入院する18歳未満の子どもとその家族が新たに対象となります。また、年収制限も緩和されました。

全ての臓器移植に対象を広げ年収制限も緩和

キープ・スマイリングは2026年2月、心臓移植・腎臓移植を必要とする子どもの家族を対象に同事業を開始し、開始後半年でトライアル期間を含め16件の支給を行いました。

今回の対象拡大により、従来の心臓・腎臓移植に加え、肺、肝臓、膵臓、小腸、眼球の移植を含むすべての臓器移植の手術等のために長期入院・検査入院する18歳未満の子どもとその家族が対象となりました。あわせて年収制限も緩和され、世帯年収900万円未満(給与所得世帯)または所得650万円未満の世帯が対象となります。

遠方での長期入院に伴う交通費負担を軽減

高度で専門的な医療を必要とする子どもは、治療を受けられる医療機関が限られているため、自宅から片道100km以上離れた病院に入院することがあります。入院が長期化すると、子どもに付き添う保護者と自宅に残るきょうだいが離れて暮らすことになり、面会や一時帰宅のための交通費が繰り返し発生するなどの課題が生じています。

キープ・スマイリングの理事長である光原ゆきは、交通費がかかることを理由に帰る回数を減らしたり面会を控えたりせざるを得ない家族がいることに触れ、「会いに行きたいけれど、経済的な負担が気になる」という状況を少しでも減らしたいとコメントしています。

支援の概要は以下の通りです。

  • 対象条件(すべて満たす家族が対象)
  • 申請時の子どもが18歳未満
  • 臓器移植の手術等のための長期入院・検査入院(心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓、小腸、眼球の移植が対象)
  • 自宅から病院まで片道100km以上(病院・自宅ともに国内に限る)
  • 世帯年収900万円未満(給与所得世帯)または所得650万円未満
  • 主治医からの紹介があること
  • 支援内容:1家族あたり年間最大5万円、入院に伴う交通費を支援(1月~12月の1年間で上限5万円)
  • 対象となる交通費:電車、新幹線、飛行機等の交通費、高速道路料金、ガソリン代(申請日から遡って6か月以内のもの、原則として領収書等が必要)

本制度は、主治医が医療機関向けフォームへ登録し、その後キープ・スマイリングから家族向けの案内が送られる仕組みとなっています。

認定NPO法人キープ・スマイリングについて

東京都中央区に拠点を置く認定NPO法人キープ・スマイリングは、入院中の子どもに付き添う家族を支える団体です。全国の付き添い家族への食支援・物資支援を中心に、付き添い環境の改善に取り組んでいます。

本記事は認定NPO法人キープ・スマイリングの発表をもとに作成しました。

アクセスランキング

今日

1週間