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Green CarbonとATOA Carbon バイオ炭施設の共同開発へMOU締結

自然由来のカーボンクレジット創出・販売事業を手がけるGreen Carbon株式会社は、世界700件超のカーボンプロジェクトを審査してきた米アドバイザリー企業のATOA Carbon US LLCと基本合意書(MOU)を締結しました。両社は東南アジアでの実績やカーボンクレジット市場の専門知識を組み合わせ、インド、東南アジア、米国において複数の産業用バイオ炭炭素除去(BCR)施設を共同開発し、資本投入から事業化までを共同で推進していく方針です。

Green Carbonは、水田(中干し・AWD)、森林保全、マングローブ植林などとともにバイオ炭を海外事業の柱の一つに位置付け、東南アジアを中心とした10カ国以上で展開を進めています。今回の合意により、海外バイオ炭事業を本格的な産業スケールへと引き上げることを目指します。

取り組みの第一歩として、インドのグジャラート州Kapadvanjおよび西ベンガル州Kharagpurにある先進的な産業用バイオ炭施設を優先対象とし、資本投資や特別目的会社(SPV)の設立、複数年にわたるカーボンクレジットのオフテイク契約などを検討します。各施設には1日50トン(TPD:Tons Per Day(1日あたりの処理トン数))の処理能力を持つ分散型の連続低速熱分解装置を導入し、年間最大14,400トンの農業バイオマスを処理する計画です。ここで創出される炭素除去(CDR)クレジットは、炭素除去に特化した国際的な認証機関・レジストリであるIsometricなどの厳格なデジタルMRV(モニタリング・報告・検証)の枠組みのもとで登録されます。

高品質なクレジット創出と国際市場への接続

Green Carbon取締役兼COOの妹尾聖人氏は、ATOA Carbonとの連携を通じてアジアのプロジェクトと世界の機関投資家による気候関連資金をつなぐ架け橋を構築し、自主的・コンプライアンス市場における最高水準の基準を満たしていく考えを示しています。また、ATOA Carbon創業者兼CEOのSami Osman氏も、プロジェクトファイナンスの組成やデューデリジェンスの提供を通じて高品質なプロジェクトを国際的な買い手とつなげることへの期待を述べています。

協業において両社は、木酢液などバイオ炭の副産物を地域の農業市場で販売する商業モデルの標準化や、将来創出するカーボンクレジットの長期的なオフテイク契約の締結を進めます。さらに、衛星データやセンサーなどを活用したデジタルMRVを導入し、原料調達からクレジット発行までのサプライチェーン全体を追跡できる体制を整え、炭素を長期間確実に固定する信頼性を高めるとしています。

2027年に向けて東南アジアや米国への展開も視野

インドでの初期プロジェクトが軌道に乗った後は、2027年にかけて東南アジアおよび米国への資本投入や事業拡大の機会についても検討を進める予定です。

会社概要

  • Green Carbon株式会社
  • 代表者:代表取締役 大北 潤
  • 所在地:東京都千代田区麹町2-3-2 半蔵門PREX North 9F
  • 設立:2019年12月 12日
  • 事業内容:カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業、環境関連事業、その他、関連する事業及びESGコンサルティング事業
  • URL:https://green-carbon.co.jp/
  • ATOA Carbon US LLC
  • 代表者:Sami Osman, Founder & CEO
  • 所在地:1309 Coffeen Avenue, STE 1200, Sheridan, WY 82801, USA
  • 設立:2023年1月17日
  • 事業内容:グローバルカーボン市場に関するアドバイザリー、クライメートテック投資、GHGフットプリント算定、カーボンオフセットプロジェクトの開発およびデューデリジェンス、方法論開発、デジタルMRVソリューション、カーボンインセッティングプログラムの開発
  • URL:https://atoacarbon.com/

本記事はGreen Carbon株式会社の発表をもとに作成されています。

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