佐賀市、東名遺跡の国史跡指定10周年を記念した年間イベントを開催
佐賀市は、国史跡指定から10周年を迎える東名遺跡を記念し、令和8年8月22日(土)から佐賀市立図書館での企画展を皮切りに年間イベントを開始した。奇跡的な保存状態で発見された国内最古の編みかごなどの貴重な遺物が公開されるほか、体験講座やシンポジウムが順次実施される。自然とともに生きた縄文人の暮らしや技術に触れられる機会となっている。
日本最古の湿地性貝塚と出土品の特徴


佐賀市金立町にある東名遺跡は、約8,000年前(縄文時代早期)の日本最古の湿地性貝塚である。
湿地にある豊富な地下水や貝塚の貝殻に含まれるカルシウム分に加え、地球温暖化による海面上昇等の影響で土砂に深く埋没したことにより、編みかごや木製品、動物の骨、骨角貝製品など、通常は残りにくい遺物が良好な状態で保存されていた。指定10周年の節目に合わせ、これらの出土品が公開される。


体験講座や記念シンポジウムを開催



期間中には、体験型講座「おもしろ縄文講座」が実施される。第1回として8月29日(土)には、東名遺跡の復元画を手掛けた考古イラストレーターの早川和子氏を講師に迎えた「考古イラスト教室」が開催され、本物の出土品や復元編みかごを観察しながらイラストを制作する。完成した作品は東名縄文館に飾られる予定となっている。
また、10月17日(土)にはメートプラザ佐賀で記念シンポジウムが開催される。熊本大学名誉教授の小畑弘己氏や、文筆家・「土偶女子」として知られる譽田亜紀子氏らをゲストに迎え、縄文文化の魅力や現代に通じる要素についてのトークが行われる。
東名遺跡 国史跡指定10周年記念イベントの概要
- 【第1期 企画展】縄文の奇跡!東名遺跡
- 期間:令和8年8月22日(土)~ 9月9日(水)
- 場所:佐賀市立図書館 中央ギャラリー(観覧無料)
- 内容:奇跡的な保存環境の秘密と、自然とともにあった縄文の暮らしを主要出土品とともに紹介
- 【第1回 おもしろ縄文講座】考古イラスト教室 -縄文の世界を描こう!
- 日時:令和8年8月29日(土)午前(親子向け)/ 午後(中学生~一般)
- 場所:佐賀市立図書館 多目的ホール(参加無料・要事前申込)
- 講師:早川 和子 氏(考古イラストレーター)
- 【記念シンポジウム】~佐賀市から縄文の新しい風が吹く~
- 日時:令和8年10月17日(土)13:30 ~ 16:00
- 場所:メートプラザ佐賀 多目的ホール(定員400名・参加無料・要事前申込)
- 登壇者:小畑 弘己 氏(熊本大学名誉教授)、譽田 亜紀子 氏(文筆家/土偶女子)ほか
本記事は佐賀市の発表をもとに作成。
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