待ち時間をポイントに、「Mati-wabi®」実証実験が盛況

MeTown株式会社は、イベントの待ち時間を価値に変えるサービス「Mati-wabi®」の実証実験を東京ドームシティ内イベントで実施した。Mati-wabi®は、MeTownが独自開発のブロックチェーン関連技術を活用し開発したアプリで、2023年12月に開催されたビジネスイベント「enXross AWARD」にて最優秀賞を受賞したプロダクトだ。

ファンはMati-wabi®にアカウント登録の上、イベント主催者が用意した専用のルームに参加すると、参加した時点から待ち時間がカウントされ、一定の比率でポイントとして蓄積される。蓄積されたポイントは、イベント終了後に、イベントに関する特別なリワードと交換できる。待ち時間に応じてポイントが蓄積されるが、「応援ミッション」を実施するとポイントの蓄積効率が高まる仕掛けも用意されている。

実証実験は、2024年6月23日に開催されたアイスリボン後楽園ホール大会「雨のち、リボン2024」の来場者を対象に、イベント主催者である有限会社ネオプラスの協力のもと実施された。実証実験の結果、開始日からイベント当日までの20日間で、100名を超えるファンが参加し、イベントの事前期間においてファンによるミッションが約1000件実施されるなど、Mati-wabi®アプリがイベントの熱量最大化に貢献できることが確認された。

SNSサービスの「X」では、応援ミッションの一つである「#matiwabi をつけた投稿」が20日間で248件実施され、ポジティブな感想が多数上がった。

Mati-wabi®は2024年夏頃を目処とした本リリースに向け、イベント主催者向けに利用希望イベントの先行募集を開始する。Mati-wabi®の導入により、イベント事前期間の熱量最大化、収益機会の創出、デジタルグッズ(NFT)を活用した新しい収益機会の創出などのメリットが期待できる。