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TOPPAN、国際規格TDS2.0対応RFIDを開発 島津製作所が国内製造業で初導入

TOPPANホールディングス傘下のTOPPANは、流通標準に関する国際機関GS1が公開する最新のタグデータ規格「TDS2.0」に対応したRFIDソリューションを開発した。本ソリューションは島津製作所の在庫管理業務に採用され、「TDS2.0」に対応したRFIDタグおよびシステムの導入としては製造業界で国内初となる(TOPPAN調べ)。

外部データベースに依存せず現場での情報確認が可能に

従来の一般的なRFID運用では、タグ自体に商品コードとシリアル番号のみを記録し、詳細データはデータベース側で保持する仕組みが主流だった。そのため、通信ができないオフライン環境下では詳細情報を参照できず、システム環境が異なる部門間や企業間でのデータ連携に課題があった。

今回開発されたソリューションが準拠する「TDS2.0」は、150種類以上のアプリケーション識別子を活用し、製造日やロットナンバーなどの詳細データをタグ内に直接記録できる規格である。タグ単体に情報を保持できるため、事前にマスタデータベースを構築したり参照したりする必要がなく、通信環境がない現場でも読み取るだけで即座に情報を確認できる。また、TOPPANが培った技術により大容量RFIDタグを供給することで、外部データベースに依存しない個体識別と安全管理を可能にした。

島津製作所がECDセルの在庫管理業務に採用

本ソリューションは、島津製作所における「ECDセル」(ガスクロマトグラフに搭載される電子捕獲型検出器)の在庫管理業務に採用された。

多品種・大量の製品や部品を扱う現場を持つ島津製作所では、部門間や海外販社とのデータ連携を目指した統合的管理が課題となっていた。特にECDセルの在庫管理においては、放射線規制関連項目として国が指定する表示付認証機器番号など多岐にわたるデータ管理とトレーサビリティーの確保が必要とされており、これらの要件を満たすシステムとして評価された。

展示会出展とセミナーの開催予定

本製品および採用事例は、2026年9月9日から11日まで東京ビッグサイトで開催される「第28回 自動認識総合展」のTOPPANブース(南3ホール、小間番号:A-75)に出展される。

また、会期中の9月10日には関連セミナーが実施される予定となっている。

  • セミナータイトル:2026 EPC RFID FORUM×自動認識総合展 TDS 2.0で描く島津製作所とTOPPANのRFID戦略
  • 日時:2026年9月10日(木) 15:20~15:50
  • 会場:東京ビッグサイト 南3ホール展示会場内 セミナー会場A
  • 登壇者:島津製作所 製造本部 生産統括部 山下祐嗣氏、TOPPAN 情報ソリューションBU IoTソリューション事業部 中山裕康氏
  • 参加費:無料(事前予約制)
  • 参加申込URL:https://www.autoid-expo.com/tokyo/jp/visit/seminar.php

今後の展開

TOPPANは今後も、「TDS2.0」以降の規格にも対応したRFIDソリューションを、トレーサビリティーや高度な在庫管理が求められる製造業界や医療業界など幅広い分野へ展開していく方針である。

本記事はTOPPAN株式会社の発表をもとに作成

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