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佐渡汽船運輸、佐渡市市営バス相川地区循環バスを9月14日から運行開始へ

佐渡汽船運輸は、新潟県佐渡市から運行業務を受託し、2026年9月14日から佐渡市市営バス「相川地区循環バス」の運行を開始する。本事業には佐渡汽船とみちのりホールディングスも参画し、航路との連携や運行計画の策定などをそれぞれ支援する。佐渡市がこれまで別々に運行していた2つの路線を統合し、地域住民の生活の足の確保と観光客の移動利便性の向上を図る。

診療所バスと周遊バスを統合し毎日14便を運行

相川地区循環バスは、佐渡市が運行してきた「相川診療所バス」と「相川周遊バス」を1路線に統合し、相川~佐渡金山間を運行する既存路線バスの延伸便との重複整理および効率化を図る事業だ。佐渡市が実施した「島内公共交通運行・管理実証事業委託に関する公募型プロポーザル」において、佐渡汽船運輸を代表事業者とする提案が選定されたことを受けて実施される。佐渡市は2029年度までに、島内沿岸地域の路線バスを市営コミュニティバスへ段階的に移行する計画を立てている。

運行形態は、自家用有償旅客運送(事業者協力型交通空白地有償運送)として佐渡市が運行主体となり、佐渡汽船運輸が運転業務や運行管理、車両整備管理を担当する。土曜・日曜・祝日を含め毎日同じダイヤで運行し、運行時間帯は午前8時30分から午後4時24分まで、1日14便(往路7便・復路7便)が設定される。運賃は1乗車100円で中学生以下は無料となっており、予約や登録は不要だ。現金に加え、クレジットカード、QRコード決済、交通系電子マネーなどのキャッシュレス決済に対応する。車両は乗客定員12人のハイエースコミューター2台を使用する。

住民の通院・買い物と観光周遊をつなぐルート設定

運行ルートは、相川診療所や既存の路線バスが通らない天領通り(商店街)を経由し、高齢者をはじめとする地域住民の通院や買い物に配慮された。相川診療所には9時台から15時台まで往路・復路それぞれ毎時1便が停車する。

同時に、佐渡金山、北沢浮遊選鉱場跡(相川博物館前)、きらりうむ佐渡、周辺宿泊施設なども経由するため、観光客の周遊ルートとしても利用できる。相川バス停では両津港方面などを結ぶ路線バス本線と接続し、路線バスや佐渡汽船の航路との乗り継ぎが考慮されている。利用者はスマートフォンなどからバスロケーションシステムを利用して運行状況をリアルタイムで確認できる。

運転業務を担う佐渡汽船運輸では、貨物輸送などを担当してきたドライバーから選任された人員が乗務する。乗務員は第二種運転免許の保有者、または第一種運転免許を保有し国土交通大臣認定の「交通空白地有償運送等運転者講習」を修了した運転者で構成される。みちのりグループの共通教育プログラムや実ルートでの試走を通じて技能を習得した上で運行にあたる。

運行管理面では、同社が貨物運送や貸切バス事業で培った体制を活用し、乗務前後の点呼や健康状態の確認、安全指導員による添乗指導、自社整備工場での点検・整備を実施する。みちのりグループのノウハウを導入することで、島内の運転手不足に対応しながら安全・安心な運行を確保する体制を整える。

各社概要

  • 佐渡汽船運輸株式会社

所在地:新潟県佐渡市吾潟183番地1 設立:1939年7月12日 代表者:代表取締役社長 荒川 滋 事業内容:貨物自動車運送事業、自動車特定整備事業、一般貸切旅客自動車運送事業 サイト:https://www.sadokisen-unyu.co.jp/

  • 佐渡汽船株式会社

所在地:新潟県佐渡市両津湊353番地 設立:1932年4月 代表者:代表取締役社長 尾渡 英生 事業内容:一般旅客定期航路事業、売店事業、旅行業 ほか サイト:https://www.sadokisen.co.jp/

  • 株式会社みちのりホールディングス

所在地:東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 丸の内二丁目ビル6階 設立:2009年3月 代表者:代表取締役グループCEO 吉田 元 グループの事業内容:バス事業(乗合・高速・貸切)、鉄道事業、観光事業(旅行代理店・ホテル)、車両整備事業、不動産事業 サイト:https://www.michinori.co.jp/

本記事は佐渡汽船運輸、佐渡汽船、みちのりホールディングスの発表をもとに作成。

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