「トビラフォン Cloud」音声テキスト化を標準搭載へ
クラウド型ビジネスフォン「トビラフォン Cloud」は、通話音声を自動でテキスト化する「音声テキスト化」機能を標準搭載することを発表した。トビラシステムズ株式会社が提供するこのサービスは、これまで有料オプションとして提供されていたが、2024年8月上旬より標準機能として提供される予定だ。
「音声テキスト化」は、顧客等との通話内容を自動で書き起こす機能で、通話内容をテキストで確認できるため、対応履歴入力の手間や聞き返し時間の削減、「言った・言わない」のトラブル防止などにつながる。近年、AIなどの活用による業務効率化のニーズが高まっており、「トビラフォン Cloud」でも「音声テキスト化」の利用が増加傾向にあった。しかし、有料オプションであるがゆえに、導入に踏み切れない利用者も多かったという。
「トビラフォン Cloud」は、クラウドPBXを利用した設備投資不要のクラウド型ビジネスフォンサービスだ。スマートフォンにアプリをインストールすることで、外線・内線・転送・グループ着信・IVR(自動音声応答)など、ビジネスフォンに必要な機能が利用できる。また、音声テキスト化やSalesforce連携など、業務効率化につながる機能も搭載している。
個人のスマートフォンにアプリをインストールすれば、1台のスマートフォンで、電話番号や通話料を私用と社用で簡単に使い分けられるのも特徴だ。発着信を行う端末も、社内ではパソコンやIP電話機、外出時はスマートフォンなど、シーンに合わせて活用できる。
取引先情報、発着信履歴、通話録音データなどはクラウド上に保存され、テレワーク中でも管理画面から確認可能。会社の情報を見える化し一括管理することで、業務改善・効率化に貢献する。さらに、迷惑電話番号約3万件をデータベース化しブロックする「迷惑電話フィルタ機能」や、500万件以上の事業者番号データベースにマッチした名称を発着信時に表示する「事業者名称表示機能」など、トビラシステムズが蓄積したビッグデータを用いた独自の機能も搭載している。