Notionが機能強化、業務アプリ連携で効率化

Notion Labs Japan合同会社は、AIサービス「Notion AI」の機能強化を発表した。「Notion AI コネクター」により、SlackやGoogle ドライブ、Jira、GitHub、Salesforceなどの業務アプリと連携し、情報を検索できるようになる。また、AI Q&Aの機能も強化され、特定のページやデータベース、チームスペースに検索範囲を絞って質問ができるようになった。

Notion AIは、Notionのワークスペース上で利用できるAIサービスだ。2023年2月に正式リリースされ、同年11月にはNotion内の情報をAIが検索して回答を提供する「AI Q&A」のベータ版が提供開始された。今回の機能強化により、業務アプリからの情報とOpenAIの大規模言語モデル「GPT-4」の一般的な知識をNotion AIに統合し、ワークスペース外の情報から回答を得ることが可能になった。

Notion AI コネクターでは、現在Slackとの連携に対応しており、スレッドや過去のメッセージの履歴といったフロー情報にアクセスできる。これにより、情報検索の時間を削減し、意思決定の効率を向上させることができるという。

AI Q&Aの機能強化では、情報ソースとしてページ内のブロックまで示すことが可能になり、より正確な回答と情報源を提供する。ワークスペースの外の一般情報についても、Notion AIがGPT-4の情報をもとに回答するとのことだ。

Notion Labs Japan合同会社のゼネラルマネジャーアジア太平洋地域担当である西勝清氏は、「Notion AI コネクターの提供開始とAI Q&Aの機能強化により、業務効率を飛躍的に向上させることができます。アプリの切り替えが減り、従業員の集中力低下を防ぐことができます。また、Q&A機能強化で回答の精度が向上し、探していた情報にたどりつく時間を削減できます」とコメントしている。