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OrcaReplay、Claude Fable 5.1の動作指示を取得しGitHub公開

米Continuum AIが開発しFlashLabs株式会社が国内向けに独占提供するAI推論ゲートウェイ「OrcaRouter」の開発チームは、AIエージェント実行記録ツール「OrcaReplay」を用い、Anthropicの新モデル「Claude Fable 5.1」の動作指示(システムプロンプト)を取得した。発表当日となる日本時間2026年9月2日に取得に成功し、GitHub上で全文を公開している。通常はユーザーから確認できない動作ルールを実測データとして誰でも検証できるようにした。

発表当日に動作指示を取得しGitHubで全文公開

Anthropicが米国時間2026年9月1日に発表した「Claude Fable 5.1」について、開発チームは日本時間9月2日19時47分に動作指示の取得を完了し、GitHubのリポジトリで公開した。

AIコーディングエージェントは、対話のたびにふるまい方や安全性への配慮などを定めた動作指示をモデルへ送信している。今回はClaude Code(Fable 5.1)を対象に、対話形式(ツール一覧35件・約2.6万文字)とprint形式(ツール一覧29件・約2.1万文字)の2種類を取得し、違いを確認できる形で公開した。2026年9月3日時点(同社確認)で、Claude Code向け4件、Codex CLI向け2件、OpenCode向け7件の計13件が公開されている。なお、この公開は利用者の環境で実際に送信された内容を記録・整理したものであり、特定事業者の見解や許諾を示すものではないとしている。

同社によると、OrcaRouter公式Xアカウントでの発表投稿は、2026年9月3日午前時点で23万回以上表示された。

動作指示の取得は、エージェント側の改造や特別な設定を必要とせず、1コマンドで実行できる。ローカルプロキシを起動してエージェントからの最初の通信を待ち受け、送信された動作指示を取り出す。

取得時には、ユーザー名やフォルダの場所などの個人情報を「{{USER}}」や「{{CWD}}」といったプレースホルダーへ自動で伏せ字化する。伏せ字化処理で識別情報が残った場合は書き出しを中断する設計となっており、アカウントIDなどを含む生の実行記録は公開リポジトリへコミットされず、取得者のローカル環境にのみ保存される。

実行の記録や比較が可能なOrcaReplay

OrcaReplayは、AIエージェントの実行内容を記録し、再現や分岐、比較を行えるオープンソースのコマンドラインツールである。ローカルプロキシを経由することで、モデルへの質問や返答、ツールの利用結果などを記録する。パスワードやAPIキーなどの秘密情報は記録時に自動で除外される。

記録した内容は、ネットワークを遮断した状態で再現できるほか、途中の時点から別のモデルへ切り替えて比較することも可能となっている。コードはApache-2.0ライセンス、実行記録の仕様はCC BY 4.0で公開されており、Node.js 20以降の環境に対応する。

今後の展望

現在は初期版(v0)として提供されており、今後は新モデルの発表に合わせて動作指示の取得とコレクションの更新を継続する予定である。また、対応エージェントの拡充や実行記録形式の改良をコミュニティとともに進め、AIエージェント開発の生産性と透明性の向上を目指すとしている。

関連組織の概要

FlashLabs株式会社

  • 所在地:東京都千代田区一番町10番8号
  • 代表取締役:細井洋一
  • 設立:2023年7月
  • 事業内容:AI応用研究所、OSS音声モデルChromaの開発元
  • URL:https://www.flashlabs.ai/

Continuum AI

  • 概要:知能システムを支える基盤インフラを開発する米国の研究機関、OrcaRouterの開発・提供元
  • URL:https://www.continuum01.ai/

本記事はFlashLabs株式会社の発表をもとに作成。

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